ディグニクス等で採用されている知られるテンションスポンジ「スプリングX」を採用した変化形表ソフト「バグラー」です やや硬質なスポンジと特徴のある粒で変化と攻撃性の高いラバーとなっています
パッケージは同社の共通デザインですが、違いとしてはバグラーの文字ですね 丸みを持たせて、少し遊ばせた字体となっています スポンジ硬度はメーカー表記で42°となっており、硬度だけ見ると、ディグニクスよりは硬質です 数値はグレイザー09Cと同じになりますね
スポンジは紫系で気泡が粗めな点が見てわかる特徴ですね 打球感は粒の影響でそこまで硬質ではない印象ですが、食い込みが良く飛ばしやすい というタイプではないですね 粒はやや太めで円柱形、台形部分が少し低いかな という印象 粒は打球時に一般的な表と比べるとそこまで硬いものではなく、弾くと少し倒れるような感覚がある点が特徴的ですね ここが変化形らしさのあるラバーです その為、弾く打ち方をした場合にスポンジの反発力を活かすことが難しく、どちらかというと少し長く持たせる打ち方の方が飛ばす場合には適しているラバーです 押し込むようにしてスポンジに食い込ませる事でスプリングXの強い反発力が活きてきます スピード性能は非常に優秀で直線的な表ソフトらしい弾道で鋭く飛び出していきます 滑りは非常に少なく、癖の強いものが多い同カテゴリーのラバーにおいては使いやすいタイプのラバーですね
表ソフトとしてみると弾く際に球離れの良さを活かすようなラバーではない為、打球時に慣れが必要な点がこのラバーの特性ですかね 粒の使い方に寄せて打球するとスポンジの反発力が活かせる為、一般的なテンション表での打球を行うとスポンジの特性を活かしきれない為、打球の際に細かくコントロールする必要があるラバーです 滑りが少ない割にナックル性能は高く、スポンジに食い込ませない事でブロック時の安定性を高める事が出来る点はテンション系としては大きいですね 弾むスポンジを採用していることでブロックや台上等で飛びすぎる という事を軽減できるラバーです 止める・打つ というのを細かく打ち分ける事が要求されますが、弾むラバーでここまでコントロールできるラバーは少なく、ここがバグラーの優れた点といえます 変化形表としては回転性能はやや良好ですので、カット系のスタイルにもある程度対応できる印象です
表の特徴がありながら打球は粒的な打ち方を要求される という、少し混乱するラバーでしたが、ナックル性能の高さとスポンジの反発力を活かしたスピード性能は変化形の中でも屈指といえるスペックです また、滑りが少なく、打球時に不規則性があまりないので扱いやすい点がとても優れていますね 細かくコントロールする事でラバーの性能を発揮させるタイプです ネックとなるのは一般的な変化形からも少し異なるタイプなので少し独特である という事位ですかね 癖が少ない割にナックルの質が高く、スピードで押し込める点が魅力なラバーです





