表ソフトととの抜群の相性でペンユーザーに好まれているラケット「アクアブレード」をシェーク用に板厚を調整した「アクアブレードα」です アクアブレードの特徴である「弾きの良さ」そのままに、裏ソフト使用時のバランスが良くなっているラケットですね
ブレードサイズはメーカー表記で「157×150mm」と平均的なブレードサイズです グリップはSTで「100×23mm」とこちらも数値的には特徴的ではないですね ダーカーのSTグリップの特徴としては楕円タイプです 手にフィットするグリップですね
ペンでラインナップされているアクアブレードとの最大の違いは板厚で、通常のアクアブレードの「7mm」に対し、アクアブレードαは「6.5mm」と若干薄めに仕上げられています 7mmでは裏ソフト使用時にラケットの弾きが強い為、ラバー選びが難しい印象でした アクアブレードαもその傾向が強いですが、7mmタイプと比較すると弾きは比較的抑え目なので、裏ソフトとの相性は改善されています とはいえアクアブレードの特徴は板厚が薄くなっているとはいえ健在なので、ラバーを選ぶラケットではありますね
到着時は「81g」と7枚合板としてはかなり軽量でしたが、若干重量が増えてしまっています 平均的な重量は7mmバージョンで90g前後が多いので、アクアブレードαは85~90g前後が平均的な重量という印象ですかね 打球感は響きは少なくハード過ぎないです 板厚が薄くなった事で、大きく弾性が減退した という様な事はないですね
ラケットの特性がはっきりしているので、硬いラバーよりは若干ソフトなラバーの方が弾きをコントロールできるので、バランスがとりやすくなります 弾くタイプのラバーはかなり扱いが難しくなるので、掴みの良いラバーの方がドライブとのバランスを考えるとベターです 直線的な球筋のラバーはオーバーが多くなる為、台上や早い打点での打球に注意が必要です ラケットの個性がかなり出ているので、裏ソフトに関しては硬度のバランス調整が難しい印象ですね 回転をかける前に弾き飛ばしてしまう為、ラケットをアクアブレードαへシフトする場合は少し硬度を落として試した方が良いです
表ソフトとの高い相性を誇る同ラケットでも「中国系」のような硬いスポンジで弾きづらさのあるラバーとの相性は「△」な印象ですね 硬すぎるスポンジは避けた方が良いラケットです ラケットが弾き飛ばしてくれるので、ドイツテンション系のややソフトなタイプの表ソフト等は打球感や弾性・球離れのコントロール等でバランスがとりやすくなります が、弾性の強いラバーは飛距離が出すぎる為、距離感の修正が必要になってきます ラケットの弾きと球離れが表ソフトの特性を活かしやすくなるので、非テンション系でもラケットの弾きや球離れの影響で飛ばしやすいので、テンション系程の弾性は求めないものの「非テンション系でもう少し飛ばしたい」という場合には良いラケットです
シェークで裏ソフトを使用する事を考慮して板厚を調整していますが、裏面を振るペンユーザー用としても良いバランスになっている印象ですね アクアブレードM程度のブレードサイズでラインナップされると重量とのバランスもとりやすくなる印象でした 表ソフトには良いラケットですが、裏ソフトを合わせる場合にはドライブの打ちやすさや台上・サーブ時に弾き出してしまう事があるので、ラバーの硬度を落としつつも威力を維持する というバランスが難しいですね 非常に弾きが強い事や直線的な弾道が裏ソフトを使うには難しくしているラケットです 裏ソフトが使いやすくはなっていますがラケットの弾きは強いので、非常に気を使うラケットといえます とはいえアクアブレードのシェーク版はかなり前に廃盤となっていましたので、ようやく復活 といった所ですね