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2種類の特殊素材を使用フィーリングの良い打球感
「VICTAS QUATET SPEED」

トップ向けとしての用具ラインナップを展開している「VICTAS」から、2種類の素材を使用したラケットのスピードタイプである「QUARTET SPEED」(カルテットスピード)です 特殊素材を多用しながら打球感は硬くならず、フィーリングの良いラケットとなっています

カルテットスピード  カルテットスピード (1)

VICTASはブレードサイズのみ公表ですね 「153×148mm」となっています グリップサイズは簡易計測でFLで約「100×27~35(グリップエンド部)mm」程度となっています ブレードの形状に特徴があり、縦が短く横に幅広いブレードとなっています ブレードが小さいので振りぬきやすく、連続した打球が容易になっていますね

カルテットスピード (4)  カルテットスピード (5)

カルテットスピード (2)  カルテットスピード (3)

平均重量は約「86±5g」程度と特殊素材を2種類 しかも比重のある「カーボン」や「アラミド」を配置してこの重量ですから、相当軽量ですね ブレードの関係もあり、握ってみてもそれ程重量を感じるラケットではないです 重心がグリップに近いので、両面に重量のあるラバーを貼っても安定感があります 合板構成は「5枚+カーボン2枚+アラミド2枚」となっていますが、打球感に素材感はそれ程無く、上板の檜の効果も相まって打球感はソフトですね 反発は良いですが、カーボンやアラミドに多い「響き」はこのラケットではありませんでした また、2種類の特殊素材を使用しながら板厚が「5.8mm」という、かなり薄い板厚には驚きます 手にとってみると数値以上に薄さを感じますね ラケットは「中国製」ですが、中国製とはかけ離れた品質ですね VICTASのラケットに関しては「トップ仕様」を謳っているだけあり、抜群の品質と性能を誇っています 金額的にはやや高額な部類のラケットですが、性能と品質に関しては納得できる印象です

カーボンやアラミド系のラケットの印象としては「硬い」「飛びすぎて棒球になる」と言うような感じでしたが、その2種類を合わせて使いやすくした上に反発力も向上させている技術は本当に驚きましたね VICTAS独自の技術「DSE」と言う名の通り「相乗効果」が大きいです 特に硬い素材を使用しながらここまで回転のかけやすいラケットは非常に少ないのでこのラケット「最大の特徴」です 木材系にプラスαの打球感なので、素材系が苦手でもシフトしやすい打球感でした 主流であるテンションとの相性は抜群に良く、少し硬めの物からソフトな物まで相性を選ばない汎用性の高さもグッドですね 強粘着にやや相性のある印象程度です  ラケットがボールを捉える感覚があるんですが、強くインパクトしたときに素材の「弾み」が加わるので、ボールの加速感が良くわかります 思いのほかボールが伸びていくので、細かな所で「距離の差」を感じることが出来ます

トップ選手をターゲットにしているラケットなだけあって、優れた性能とバランスを持っているラケットです ラバーをそれ程選ばないラケットなので、ラバーによって様々なプレースタイルに合わせることが出来ますね コンパクトなブレード形状が連打を容易にしている上に重量の割にラケットが軽く感じることが出来るので、重めのラバーで威力を確保しやすい事も大きいです 振った時にはしっかりと飛び、ボールを抑えたいときにはしっかりと止まります 全体的に高いバランスを持ったラケットで隙が無い印象を持ちましたね

性能面ではこれといった「穴」はないのですが、強いて言うならば「ブレード形状」で好みが分かれそうな印象ですね 非常にコンパクトで横に広いので、重心が前寄りのラケットを好む場合は違和感が出てくる印象です 一発強打よりも連続して打ち続けるタイプに好まれる形状なので、前陣で早いピッチで打ち続けるようなプレーに威力を発揮する印象でした 前陣での異質タイプに合わせやすいラケットですかね 特殊素材の長所を引き出して使いやすくしているラケットでしたね 非常に優れたラケットです

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