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レジェンドシリーズ バランス型「DONIC WALDNER CFZ」後期

世界選手権・オリンピックシングルス優勝等、輝かしい実績を誇る天才プレーヤー「ワルドナー」氏の名を冠した特殊素材ラケット「WALDNER CFZ」です パーソン、アペルグレン両氏の名を冠したレジェンドシリーズの一本で、反発力と回転のかけやすさのバランスが優れているラケットとなっています

  

前期のモデルはプリントがラケットにないものでしたが、後期モデルではプリントがラケットに施されています 合板構成は木材5枚+CFZ2枚です CFZが内側に配され所謂「インナータイプ」となっています 板厚は6.9㎜と厚めですね インナータイプながらやや特殊素材の感触が強い打球感がありますが硬すぎる・弾きすぎるという事はなく、程よい硬質さとソフトフィーリングを併せ持つ打球感 という印象です ブレードサイズは「157×150mm」 グリップサイズは「102×27mm」程度となっています

  

  

グリップはヨーロッパのメーカーとしては珍しく細身で、丸みのあるグリップが特徴的なSTです 平均的な重量は特にメーカーに記載がないですが、90g程度というのは特殊素材としてはそこまで重いラケットではないです 先に書いていますが、インナータイプとしてはやや特殊素材の硬質さが出ており、インナー系のラケットとしては硬さのある打球感が特徴です とはいえカーボン系の響きや球離れという部分は抑えられており、反発力とつかみのバランスが良い印象のラケットとなっています

インナー系の特徴としては回転のかけやすさと弾性ではありますが、このラケットはインナータイプながら硬質さと掴み過ぎない打球感がある為、表ソフトの様に強打を主体とするラバーとも合わせやすい点が選択肢を多くする事が出来るラケットです テンションタイプの様な弾性に優れるラバーと合わせる事でより攻撃力を高めた組み合わせとする事が可能になります 異質タイプで裏ソフトでの回転のかけやすさと表ソフトのハードヒット どちらもバランスを損ねる事がない点が特徴的ですね どちらかに偏る という事がないです 板が厚めですがCFZのカーボンらしさを備えながら軟らかさを残している打球感が特に優れており、硬質なラバーと合わせやすいのは非常に印象的ですね 同シリーズの「PERSSON CFZ」ではアウターという事もありかなり硬質な打球感 また「APPELGREN CFZ」ではアウターながらも板厚が薄めで反発力を抑え、回転のかけやすさを重視した設計ですが、この2つのラケットの良いとこ取りをしている印象のラケットです 反発力を落とさずにインナーの回転のかけやすさを上手く残しているラケットですね

インナーですがフィーリング重視になり過ぎず、反発力と硬質さを併せ持つラケットとなっています その為ラバーの選択肢が多くなり、万能型ラケットに仕上がっている印象ですね プレースタイルを選ばないタイプのラケットです 板厚が厚めながら回転のかけやすさがあり弾きの良さも備えています やや特殊素材らしさが前に出ていますがこのバランスが特に良いですね 安定性を損ねずに攻撃性の高さがあります 価格帯としても他社のトップ仕様~ハイクラスの物と比較しても際立って高額 とまではならないですね ラケットのスペックとしてはネックらしいネックはそれほど無いです ネックとなるのは手に取りづらさがある所ですかね しかしプレースタイルを選ばず、前~中陣をカバー出来、攻撃と守備のバランスに優れたラケットというのは稀有な存在です 特殊素材の良さを出しながらも尖ったスペックにならず、優れた万能ラケットとして仕上げたのは素晴らしいの一言に尽きます 非常に優等生的なラケットですね

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