高い変化性能を誇る特殊なラバーを多数手がけるメーカー「Dr.Neubauer」の低弾性ラケット「Barricade DEF(バリケードディフェンシブ)」です カットや異質プレー用として設計されているラケットで、粒高・アンチ等に強みを持つ同社のラバーの性能を最大限発揮できるラケットに仕上がっています
国内では「JUIC」社が代理店となっていますので、おおまかなスペックはJUIC社の方で確認出来る様になっています スペックによると「スピード68 コントロール 95」となっています 弾性は「ディフェンシブ」という名称の通り抑え目です 印象としては「DEF ~ ALL-」位ですね 粒高やアンチなどを使用して当てるだけの場合、ラケットが「飛ばす」という様な弾きはないですね 当てるとストンと落ちてしまう程、ボールの勢いを抑え込んでしまいます 打球感は独特で、響きが強いですね 低弾性のカット用等にある「ポコッ」というような打球音が特徴です
メーカー公表のサイズが掲載されていない(JUIC・ノイバウアー本社含む)ので、簡易計測ですが、ブレードサイズは「縦 約162 × 横 約160mm」です ブレードサイズは横は真中を計測していますが、ブレードがグリップに近づくにつれ広くなるタイプなので、一般的なブレード形状ではないですね グリップはコルク製で非常に軽いです 後述しますが、ラケット自体が相当軽い為、重心バランスがラバーの組み合わせ次第によってはかなりアンバランスになる印象です グリップサイズは「縦 約102mm」「横 約27mm」となってます 刻印ですが、コルクに押し付けるようにしている為か、仕上がりに難有ですね 合板構成は「7枚合板」ですが、これは反発を抑えたタイプのラケットとしては珍しい構成です 板厚は約6mm程度ですね
特徴としては非常に軽量である事や粒高やアンチ等でブロックやカットをした際には非常に良く止まる事 強い打球を打ったときにはしっかりと飛ぶ事、等が挙げられます 特に重量に関しては驚異的なレベルの軽さですね ブレードは大きめですが、持っている感覚が無い程の軽さです 特にコルクのグリップ部分はかなりクセがあるので、好みが分かれる印象ですね 片側に裏ソフト 片側に粒高やアンチ、又は表ソフト等のラバーを貼ると総重量が大きく抑えられるので、前陣で振り切れる軽さを獲得する事が可能です ただし先にも触れましたが「重量バランス」これがかなりクセモノかなあ という印象ですかね 重量のあるラバーと粒高等の軽いラバーを貼る場合は注意が必要です 弾性は抑えてありますが汎用性は高く、プレースタイルによってラバーを替えやすいラケットですね
同社の最大の強みである「粒高・アンチ」を最大限発揮させるように設計されているラケットで、ボールを止める・抑えるという事に関しては文句なしのスペックと言えます より変化を活かすことが出来るラケット といった印象です 低弾性のラバーと組み合わせると、ボールが止まり過ぎてしまう程ですね ボールの勢いを確実に抑え込むブロックが可能になります カットに関してはOXでは飛距離が出ないので、スポンジ付を使った方がこのラケットに関しては良いですね ラバーによっては前陣であってもOXは止まりすぎてしまうので、下がるカットにおいてはスポンジ付で飛距離を稼げる様にしておくほうが無難です このラケットの優秀な点としては「攻撃時に弾き飛ばせる」という所ですか 適度な硬さと弾きでスマッシュが意外にも打ちやすい点は驚きですね ここが「攻撃でも使いやすい」印象を持った所です バックでは確実なブロック・フォアは強打 といったプレーが非常にやりやすいラケットですね 非常に優秀な異質用ラケットです