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吸収と反発 相反する独特の打球感
「Dr.Neubauer Phenomenon」

個性的な用具を多数手がける「Dr.Neubauer」から登場している、厚さ9.0mmにもなる極厚ラケット 「Phenomenon(フェノメノン)」です 合板にコルクを採用している様で独特の吸収性と反発力を有する、非常にクセのあるラケットとなっています

  

ブレードサイズはDr.Neubauer shop の方では「157×153mm」 輸入元である「JUIC」のサイズ表記では「150×153mm」となってます ブレードの形状が縦に短く、横に広い丸型をしているので、これはJUIC表記の方が正しい印象を受けますね 小ぶりな中国式のブレード形状に近いです 合板構成は7枚合板で、心材の隣にコルクを配している様子ですが、ウッドエッジガードの様なもので合板構成が隠れている為、確認が難しいですね

  

  

グリップサイズはメーカー表記が無い為簡易計測となりますが、全長が約107mm程度 グリップの幅は握る部分が約28mm程度です 丸みのあるグリップですが、ブレードが厚いので、少し握り辛さがありますね 握りこみやすいグリップではあります 弾性の表記はJUIC表記ではOFF-(適正として記載)となってますが、Dr.Neubauer shop の方ではallroundとなっています これはどちらにも当てはまる印象です 打球感がかなり独特で自力で飛ばすのは少し難しさのあるラケットです 平均重量は「78±8g」となってます(JUIC表記)

スペックはメーカー表記で「スピード 80」「コントロール 100」そしてラケットには珍しいスペック表記「硬度 86」と記載されています 後はJUIC表記に「打球感 M」というものがありますね  打球感の表現が難しく、一般的な硬いラケットの様な硬さとは違う硬さですね 通常の打球ではそれ程飛ぶタイプではないんですが、強いボールを打ち込まれて受けた際にスピードが出るので、ここが独特な点です 反対に打ち込もうと強い打球をした際に独特の打球感と打球音で弾き出さないので、ここが吸収性と反発力が相反しているラケット という印象です 飛ばしたい時に飛ばす 止めたい時に止める といった操作性に苦労するラケットといえます

異質ラバーに特化したメーカーですので、アンチや粒高との相性は抜群なものがあります 粒高でのブロック時に変化幅とスッと伸びるクセ球、回転を利用して飛ばす といった時にPhenomenonのゴツッとした独特の打球感で飛びすぎを抑える事に貢献しています ただ強い打球時のブロックの際にボールが意外と吸収しきれないシーンがあります 意外と伸びる印象です これはアンチ・粒高共通です そういったボールを受けた際にボールが飛び出して行くので、ここが独特で難しい所です プッシュや強打時にはラケットが反発しないのですが、ボールを打ち込まれた際にラケットの面を立てて返球すると早いボールが返っていきます 飛ばしていく方が難しいですね ボールの吸収性は非常に良いので、ソフトなタイプのアンチも良いですが、同社の非常に硬く、表面が滑るタイプのアンチの使用で更に低反発と回転の反転を発揮させる構成も良いですね

裏ソフトの場合はスマッシュを主体とする様なプレースタイルの場合は弾き辛さはかなりネックとなるので、ラバーを選ぶ印象です 打ち抜くようなスピード性能を確保するタイプのラバーでは無いので、どうしてもスピードを確保する場合にはラバーの弾性を上手く利用する事が重要ですね 表ソフトに関しても同様で、弾く打ち方で軽快に飛ばすことは非常に難しくなるので、ラバーの選び方が非常に難しくなります 回転性能を重視し、異質面の変化を活かしやすいラバーを選ぶ方が組み合わせ方としては重要ですね

叩きつけた時に驚く程反発しないですが、強いボールを打ち込まれてしっかりと当てるとスピードボールがでるという、かなり個性的なラケットです 響くような打球感ではないですが、弾きは無く、アンチや粒高といったラバーの操作性と変化をサポートするには優れたラケットとなってます 攻撃的な打球で独特な打球感が影響しますが、台上でのレシーブや回転に対しての返球時の確実性を高めるラケットとしては優秀です 後はブロック時のスピード性能はかなり意外性がありました かなりクセのあるラケットですが、異質ラバーの性能を引き出しやすさがこのらけっとにはありますね

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