このサイトでは google adsense を利用しています

短いグリップが特徴 控えめな弾みのカット用5枚合板「ヤサカ スウェーデンディフェンシブ」

スウェーデン製ラケットを多くラインナップしている日本メーカー「ヤサカ」からラインナップされているカット用ラケットは2019年12月現在ではこの「スウェーデンディフェンシブ」のみとなっています スペックはカット用ラケットとしての基本をしっかりと押さえた5枚合板となっており、カット時の安定性を重視したラケットとなっています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「161×154㎜」となっています 一般的なカット用ラケットと比較するとコンパクトサイズに仕上がっていますね やや横に広いブレードとなっています 板厚は「5.2㎜」となっており、薄めですね 打球感はそこまで硬さはないものの、少し響きが目立つ印象 反発力は控えめでカット用木材合板らしいラケットに仕上がっています カット用ラケットとしてラインナップされることが多い、総柳5枚合板と比較すると弾みの良さと響きの少なさはこちらに分がある印象ですね

  

  

グリップサイズはメーカー表記で「長さ95×厚さ25㎜」となっています 幅はメーカー表記はないですが、それほど太くないので23~25㎜程度ですね 一般的なシェークラケットのグリップの長さは「100㎜」というものが多いので、5㎜程度短くなっています が、ブレードのサイズとかなりアンバランスで数値以上にグリップが短い印象を受けますね 実際に握ってみると余りが殆どないので、このグリップのサイズ感はかなり好みが分かれる所です

メーカー表記ではスピード性能は「スロー」となっています 実際に弾性面ではカット用木材ラケットしてはカット時の安定性を重視したラケットという印象で、弾みはかなり抑えてある印象です 打球時に弾き出す様な飛びはせずに独特の響きと掴みが特徴の打球感です 下がった位置から攻撃的なボールを打っていく際に飛ばしづらさやスピードを追求していくという部分で厳しい点はあるものの、回転のかけやすさやカット時の安定性に優れている点等、カット用ラケットとしての重要な部分が優れている印象ですね 打球感は「ソフト」となっています ラケット自体の硬さはそれ程ではないんですがこの響きが少し強いのでここは好みの分かれる印象ですね スウェーデン製ラケットのソフトフィーリングなタイプと比較すると響きは目立つラケットです

カット時の安定性は非常に高く、ラケットが飛びすぎて使いづらいという事はないです カット時にラケットの弾性で飛距離が出すぎるという事はないので、表ソフト・粒高どちらと組み合わせても安定性の高いカットをする事が可能です 大きく下がる事が多いスタイルでは少しラバーの厚さを厚くした方が飛距離不足をカバーする事ができますね 表ソフトの球離れが早く、直線的に飛び出すカットで特に安定性を優先するには適したラケットです 粒高ではカット時にしっかりと切って回転や変化をつけるという事に優れています

裏ソフトに関してはクセの少ないラケットでどのタイプとも合わせやすいラケットですが、攻守のバランスをとる場合にはテンション系の様なある程度弾むラバーでないと厳しい印象 飛距離やスピードの面で厳しくなるので、飛ばせるラバーが必要になってきます カット技術の習得で使用する場合にはあまり弾みすぎないタイプのラバーで徐々にラバーを難しいものにしていくというには適しています 長く使えるラケットですが、フォアドライブを下がった位置から打っていくという様な場合には厳しいですね 攻撃選手の様なドライブを打ち合う様な攻撃的なカットスタイル向けのラケットではないです カットの安定性を軸にしっかりと回転をかけて攻撃を時折混ぜていくスタイル向けです

カット技術の習得から安定性を重視し、確実にキレと変化を加えていくカット主戦プレーヤー向けのラケットです 攻撃を積極的に取り入れていくには威力を出すには厳しいですが、ミスを少なく確実にカットできる控えめな弾性と飛び方が良いですね カット用5枚合板としては突出した部分はないですがカット用ラケットとしての基本性能は高く、使いやすいラケットです ラバーを選ばないタイプですが、下がった位置から距離を出すのは厳しいのである程度弾むラバーを使用した方が良いですね 長く使用できる一本でこのラケットをベースに徐々に弾むラバーへとシフトしていき、ラケットも合わせて変更していくとよいです グリップに癖はあるものの、ラケットのスペックはクセは少なく、使いやすいラケットとなっています

tti-labo更新情報はこちらから
PR