カット用に調整 「ニッタク ビオンセロ」

「弦楽器製造技術」をラケットに応用し、高い品質と性能を誇る「バイオリン」シリーズのラケットである 「ビオンセロ」です バイオリンのブレードを大型化し、カット用に適したラケットに調整されています

 

ビオンセロ (2)   ビオンセロ (3)

 

 

バイオリンシリーズの木目は非常に特徴的です ブレードサイズは「164×154mm」となっており、従来の「バイオリン」と比較(156×149mm)すると一回り大きくなっている事がわかります ブレードが横に広くなっており、こちらも特徴的な形状になってますね グリップのサイズは「100×23mm(ST)」で、これは「バイオリン」と共通です

 

ビオンセロ (1)   ビオンセロ (6)
重量はブレードの大きさの割に軽めです 板厚は平均「5.3mm」とかなり薄めのラケットです 薄い為「しなる」設計のラケットですね 実際にボールはかなりつかみ、回転がかけやすい印象でした メーカースペックでは「ミッドスロー」とありましたが、それ以上は弾む印象でしたね~ 元が攻撃用ということで「ダーカー 7P-2A.DF」を連想させますが、「ビオンセロ」は「7P-2A.DFはほとんど攻撃用といってもいいくらい弾むが、これはラバー選びを間違えなければボールが持てるので、カット時のコントロールがやりやすくなる 粒高は弾みを抑えた物が良かった」との事でした 通常のカット用よりはかなり弾むので、ラバーの厚さ(粒高)は少し薄くしてましたね

ラケットの打球感がしなやかでソフトなので、粘着との相性はかなりいいですねー 5枚合板としても弾みがいいラケットなので、人気があるのは頷けます 非テンション粘着(GLOBE LIQIN)でもなかなか弾みます ガチガチスポンジのラバーでもこのラケットであれば打球感のバランスがとりやすい印象ですね 回転のかけやすさはかなりの物です テンション系でも硬めのラバーの方が打球感がソフトになりすぎず、全体的なバランスはとりやすいのではないでしょうか 粘着だと攻撃する際に「弾み」の面で難しい所ですが、カットはかなり安定性+回転に期待できるので、回転を取るか弾みを取るか 難しい所ですね

 

元が攻撃用なだけに前陣で粒高のブロックや強打を試してみましたが、安定性と攻撃性のバランスはいいように感じました 一般的なカット用ラケットであればボールが止めやすくなる反面、強打しづらかったり、プッシュのスピードが出ない等「攻撃」時に物足りなさがあるとの事でしたが、ビオンセロは「攻撃用がベースという事もあり、しっかりとスピードが出てくれる その分通常のカット用と比べると距離も出るので、微調整が必要」との事でした 受けた方の印象としては通常のバックハンドやプッシュはオーバーが最初目立ってましたね やはり弾み等の関係が一般的なカット用とは一線を画している印象でした カット時にあまりボールが失速せず、スーッと伸びてオーバー という事が結構ありました スイングやラバーの弾み等の調整が通常の物より細かく行う必要があるようです

 

攻撃用がベースですが、カット用としてもハイスペックなラケットでした  カット用と攻撃用の両面でバランスがとれていますが、弾みが通常のカット用に比べて強いので調整がシビアなので、この辺は好みが分かれそうな印象でした 5枚合板にしては弾みが良いですが、ボールをしっかりとつかむラケットでもあるので、カットに入る前の攻守や前陣でのプレーにも高い性能を発揮します 前陣で弾みすぎずかつ、ブレードの大きいラケットを好む方にはおススメ出来るラケットです ネックとしてはやはり「価格」ですかね STIGAもそうですが「木材ラケット」にしては高額なので、少々試すのが難しいラケットです いやースゴイラケットでした