「変化系表ソフト」として広く認知されている「563」シリーズのラバー「563-1」ですが、ラージボールバージョンが存在しています 硬式用のキャッチフレーズが「中国拳法をラバーに融合」という、かなり「謎」なキャッチフレーズです ラバーのスペックは変化系としては使いやすいタイプでソフトなスポンジと回転のかけ易さに小幅な変化 といったラバーですね このシートにラージ用に調整された、超軟質スポンジを搭載し、ラージボール用として登場しています
パッケージはデザインが変更されています 新しいパッケージは龍や般若が描かれています ちょっと統一感に欠ける印象のパッケージですね カラーリングは地味ではないんですが、デザインが全時代的ですね
シートは563系統らしく、小粒で円柱系 間隔が離れています 布目が強く、擦りやすい粒ですね ベースの563は軟らかめの打球感で球離れがそれ程早くないラバーです この性質とほぼ同じですが、ラージボール版の563-1は更にソフトで軽量です 押すと戻りが一瞬遅れて戻ってくる様なスポンジの軟らかさ といった印象ですね 非常にソフトな打球感で球離れも打球感同様、非常に遅いです
弾性はそれ程強いものではないですが、非テンション系のラージボール用ラバーより飛ばせる印象ですね 食い込んだ後の反発力が弱いので自力で飛ばすタイプのラバーですが「変化系ラージボール用表ソフト」としてみるとまずまず良好な事に加えて厚いスポンジが選択できるので、弾性の確保はある程度は可能となってます ボールの掴み方が非常に強く、弾性もそれ程強いタイプのラバーではない為、軽快に飛ばすことは難しいですが、しっかりと振る・押す事で飛ばせるラバーとなってます
変化系表にカテゴライズされるラバーですが、ラージ用ではフォアでも十分使用可能な汎用性の高さが魅力ですね 軟らかいスポンジでボールを確実に掴み、粒の引っ掛かりが良く、回転のかけやすいラバーです 謳い文句に「ドライブ速攻」という文言の通り、ドライブの打ちやすいラバーです 変化幅はきわめて大きいものではないですが緩やかに変化し、ボールが止まる印象ですね 包み込む様なスポンジの軟らかさがブロックを容易にしています ここは硬式用の563系と性質は似ていますね
基本的なスペックは563系と同じですが、ラージ用ではフォアで使用が選択肢に入れられるようになってます 弾性や回転性能がずば抜けたものではないですが回転のかけ易さ・安定性が特徴で、使い勝手の良い変化系表ソフトといった印象ですね スポンジがかなり軟らかく球離れも遅い為、ハードヒットしづらい点がネックですが、ボールの止め易さや1.2mmのやや高めの粒からくる緩やかな変化はこのラバーの特徴です 「中国メーカーのラージボール用」 という時点でかなり個性的なラバーですが、スペック面でも「らしさ」の光るラバーとなっていますね