近年のJUIC社は海外メーカーの代理店の物が多く注目を集める機会が多いですが、自社製のラバーも数多くラインナップしています ラージボール用ラバーも例外ではなく、数種類ラインナップされています この「プラージュⅡ」は同社のラージボール用としては最高値の物となってますね 特徴としてはラージボール用ラバーとしては珍しい「中国製トップシート」「日本製テンションスポンジ」という組合せを採用している事ですね
パッケージはカラフルなカラーリングのものを採用しており、目立つものとなってます メーカー表記でスペックは「スピード 14 スピン 10」となってますね スポンジ硬度は「MH」となってます 打球感自体はそれ程硬さは無いですが軟らかすぎるという事はなく、強く打球することで食い込みの良さがあり、打ちやすい硬さですね
粒配列は縦目で、形状は細いですね ラージボールで比較的多く見られる形状です 若干間隔は開いています 引っかかりは良いですが、軽く擦るだけで容易に倒れるほどの軟らかさではない印象です 極端な引っかかりや軟らかさは抑えてあるので、強打とドライブの打ち分けがやりやすいですね 気になるのはシートの品質面で、近年は中国メーカー自体の品質が上がってきている中、シートにこれだけムラが目立つのは「個体差」で片付けるのは厳しいですね
打球感は少し軟らかさはあるものの、ラージボールのラバーに多い特有の極端な軟らかさは抑えられています 球離れはそれ程早くはないものの、食い込んだ後の飛び出しが良く、ここはテンションスポンジらしい印象です 弧線の作り易さがありならがも、前に飛ぶスポンジの力があり、弾道のバランスが取りやすいラバーです スペック的にはスピード寄りのラバーでしたが、引っかかりの良さと回転性能は良好で、バランスタイプといった印象でしたね
際立った弾性や回転性能ではないですが、バランスの良さがあり、打球時にラージボール特有の違和感が少ないラバーとなってます 万能タイプですね これにより移行しやすいラバーとなっていますが、ネックとなるのは品質面と価格ですね 実売価格では強気の価格となっているので、トップ仕様である「ジュエルラージ」「アレグロ」等と競合してきます プラージュⅡは使い易さやスピードと回転のバランス面では良好ですが、少し下がった際の飛距離やスピード・回転性能共にスペック面で厳しいので、価格差がそれ程ないのはこのラバーの辛い所ですかね コスト面が大きなネックとなってしまっている印象です とはいえ総合的なスペックは高いので、威力を落とさずに打球感や強打・ドライブの打ち易さを求めるラバーとしては優秀ですね