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カーボン繊維を3層に重ねた高反発カーボンラケット
「MIZUNO SST」

従来のカーボンラケットは「縦と横」に組み合わせた物が一般的ですが、この「SST」は縦方向+左右斜め45度の物を加えた「3層」にカーボン繊維が配置されています 「トリプレッツカーボン」なる技術を搭載した従来のカーボンラケットと異なるラケットに仕上がっています

 

SST.jpg   SST (3)

 

ラケットサイズはブレードがメーカー数値では「159×151mm」となってます ブレードサイズは数値の割には小振りに見えますね STIGAもこれ位はあるんですが、STIGAの方が大きく見えます ブレードの形状がシャープな印象を受けますね 中国製ではありますが、高価格帯に位置しているラケットだけあり、作りは丁寧で品質は良いです  グリップが細身で、手が小さくても握りやすいですね(サイズ メーカー数値 83×23.5mm」

 

SST (4)   SST (1)
SST (5)   SST (2)

ラケット重量は計測した数値は素材系にしては軽めですが、持ってみると数値以上の重量感がありますね ズッシリとした印象です ブレードの割にグリップが細いので、重量バランスが前よりなのかもしれませんね 板厚は「6.2mm」で、最近では平均的な厚さとなってます 構成は「5枚+素材2枚」とベーシックな構成です

 

カーボンラケットというと弾みは抜群に良くなりますが、弾道が直線的になりすぎてしまう「棒球」になりやすいのが最大のネックでした それに対しこの「トリプレッツカーボン」はカーボンの弾みは確保されつつも、棒球になり過ぎない所が最大の特徴ですね 打球感もカーボン系独特のガチガチとした打球感ではなく、高反発ながら響きの少ない、しなやかな打球感をしています 一般的なカーボンラケットとは大きく印象が異なりますね その為、回転をかける前に飛んでいってしまう というカーボンラケットによくある悩みが大幅に改善されています

 

カーボンの特徴をしっかりと備えながらも使いやすくなっている為、硬めのラバー等もあわせ易くなってますね カーボンラケットは特性上、ソフトなラバーを組み合わせる事が多くなりますが、打球感が硬くなりすぎず回転がかけやすくなった為、若干硬めのラバーでも打球感を損ねずバランスが取りやすくなってます 当てるだけでも飛んでいくタイプの物が多いカーボンラケットですが、SSTに関しては打っている感覚が伝わりやすいです 粘着以外であれば、どのラバーともあわせ易いので、厚さ等で弾みを調整するとさらに使い勝手が良くなるラケットですね 特にハードヒット系がやりやすく、表ソフト速攻のような戦型にもあわせやすい印象です ノングルーの影響でコンパクトに振ると飛距離が出しづらいですが、不足分の飛距離や威力を補ってくれる感覚はかなりありました

カーボンラケットの進化版なので、ボールを受ける際や台上等、小技に関しては弾みを抑える事に修正は必要となりますが、当てるだけでも飛ぶような暴発が無いのは大きいですね 従来のカーボンより使いやすく、自分の力で打っている感覚が強くなっています 難があるとすれば、重量がややある事ですかね 重量以上の重さがあるので、両面貼るとかなりズシッときます 重さが気になる場合は軽いラバーを貼るなどして調整する必要がありますね  フィーリングはカーボンにしては良いほうです もう少し球持ちが良いとさらに受け入れられそうなラケットではありますが・・・・・残念ながら廃盤となってしまった為、このラケットの後発バージョンが出ることに期待ですね トリプレッツカーボン いい素材です

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