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日本製ながら独特の球質が魅力
「ニッタク  レナノスホールド」

ニッタク社の技術「IE」を搭載している「レナノス」シリーズから、回転を重視したタイプとして登場した「レナノスホールド」です テンションラバーとは一線を画す事で、他には無い特徴のあるラバーに仕上がっています

 

レナノスホールド   レナノスホールド (2)

 

レナノスブライトは鳳凰が描かれており、華やかなパッケージとなっていましたが、レナノスホールドは「龍」が描かれています  背景もブルー系で落ち着いていますね(レナノスブライトソフトはもう少し明るい) デザインは派手な方になりますが、色調が抑えてある為、店舗等ではそれほど目立たないパッケージです

 

レナノスホールド (3)   レナノスホールド (1)

 

ラバーの質感はツヤの無いシートが特徴的です 高弾性ラバーに近い印象を受けます スポンジが最近のラバーにしてはかなり硬めで弾力があり、ハードな打球感になってます 食い込ませる事が難しいラバーですね シートに引っ掛かりがあまりないので、食い込ませてかけるタイプのラバーですが、この硬さが非常に食い込ませて回転をかける事を難しくしている印象がありました かなりしっかり振らないと回転がかからないですね  力がないとラバーの性能を出す事が難しい印象です

 

スピードはテンションラバーと引けをとらない位の性能は確保しています 下がり目でもボールが失速しないので、幅広くカバーできますね 球の離れがテンション系と比較すると持ちが良いので、このあたりで「ホールド」感を感じ取れる印象でした 中陣であればためて振れる余裕があるので、食い込ませて飛ばす事は比較的やりやすいです 問題は「前陣」の時ですねぇ・・・・スポンジが硬いので、コンパクトに振ると食い込みが足りずに、本来の回転性能がうまく引き出せないことが多々ありました 前で回転をかけるにはスイングスピードがかなり必要になってきます カウンター等で回転をかける事はかなり難しく感じる印象です

 

回転性能はかけづらさはあるものの性能は高く、タイトルにも書いた「独特の球質」が魅力です 最近のテンション系ラバーはスピード・回転共に軽い力で良いボールが打ちやすいですが「クセ」が少ないので、球質が均一になりやすい印象があります レナノスホールドは球質がやや不規則でこのあたりが大きく印象に残ってます 中国ラバー程ではないですが、「嫌なボール」は良く出てましたね 回転をかけることが出来れば、重い球質のクセ球になります 強く打球しても潰れないスポンジなので、ドライブ系は「いかにして食い込ませるか」 が重要になってきます 扱いは難しいですが、重い球とクセ球を両立させた独特の球質は捨てがたいです 弾道は思いの外ボールが延び、それほど弧線が強くない印象でした これは少し意外です 回転がかかるラバーは弧線が強い物が多いんですが、このラバーはやや「弧線より」位です スピード系のボールは距離が出るので慣れるまではオーバーが多く、回転系テンションとは弾道が大きく異なります 球持ちは比較的良い方なので、ループ系の方がこのラバーはやりやすいですね 打点を落として回転をかけると抜群の威力を発揮します

ボールの影響を受けづらいのも特徴的で、これはかなり好印象でした そのためレシーブがやりやすくなり、回転を残しやすいですね シートで回転の変化がつけづらいので、回転で変化をつけるよりも相手の回転を使う方がこのラバーにはあっている印象です 当てるだけで飛ぶタイプのラバーではないのでレシーブは総じて安定させやすいラバーです これで回転がもう少しかけやすいと、台上でもドライブが打っていきやすいんですけどねえ しなりのあるラケットであれば、改善されるかもしれません

高い回転性能がありながら回転をかける事が難しい・・・・・・非常に悩ましいラバーです トップ仕様である事はわかるんですけどねぇ テンション系と比較するとかなり回転をかけづらく感じます 特にスポンジがハードなので、食い込ませて回転をかける事を難しくしています 力があり、スイングスピードが速くないと、ラバーの特性を出しにくい印象でした 硬さがあるので、力負けしないのは大きいです その為、ハードヒット系はかなりやりやすかったですね ドライブは前陣で連打する際には力が特に重要になります 主に中陣でラリー主体の方にはオススメです 強い力で回転をかけようとすると、ラバーがガッチリとボールを捉まえてくれます しっかりとボールを「ホールド」するので、回転をかけきる事が可能になります 前陣でもう少し使いやすければ、隙がないんですけどねー 早い打点で食い込ませるのは至難の業でした 使い勝手は良いとはいえませんが、確実に違いのあるボールを打つことはできますね

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