トップシートを改良しスポンジを更に厚く 中間硬度
「andro RASANTER R42」

日本市場で人気を博していたテンションラバー「RASANT」シリーズを全て廃盤にし、新たにラインナップされたドイツテンションラバー「RASANTER」シリーズですが、このラバーにもRASANTシリーズ同様に数多くのスポンジ硬度が用意されています 「RASANTER R42」は回転性能重視のシートに42°のスポンジを採用した、使いやすさと際立った弾性が特徴となっています

  

RASANTERシリーズには先に書いていますが、回転重視の「R」 スピード重視の「V」という、性質の異なるラバーがラインナップされています パッケージデザインは共通で、カラーリングと名前でラバーを判別するという事になります R42のパッケージはは明るい緑を背景にオレンジという、非常に目立つカラーリングとなっています

    

最大の特徴はトップシートを薄くし、スポンジ硬度を限界ギリギリまで厚くしている事ですね その為「ULTRA MAX」という、特厚以上に相当する厚いスポンジを採用しています シートの薄さはRASANT RASANT GRIP等と比較すると明らかで、かなり薄くなっています ややツヤのある、質感の良いトップシートです

RASANT RASANT GRIPの様な硬さや重量は抑えられており、弾みの面では回転をかけて飛ばすタイプから、軽い打球でも非常にスピードが出るタイプのラバーへと変わっています 大幅なスペック変更がなされている為「進化」というよりは「別物」といった印象です R42は打球感が硬度以上にソフトで食い込みの良さと金属音が特徴ですが、球離れや弾性が非常にあり、飛距離もまた良く出るラバーですね 下がった位置からしっかりと振って飛ばしていくタイプであった、RASANT RASANT GRIPと比較すると「飛ばす」という面では大幅に楽になっています

回転性能に関してはシートの影響は大きく、引っ掛かりの良さの割には回転性能は大きく減退している印象 回転をかけるには力を必要とする代わりに優れた回転量を有していた、RASANT RASANT GRIPと比較するとその差はかなりありますね また弾道もかなり変わっており、RASANTERは回転重視の「R」系であっても「直線」が強くなっている印象です スポンジの弾きが強く、かなり前に出るラバーですね  軽く振るだけで引っ掛かり良さを体感できるRASANTER ではありますが、引っ掛かりの良さに対して回転性能は優秀 とまでは行かないですね 重量があり回転を掛けるにはしっかりと振る必要があるラバーではありましたが、RASANT RASANT GRIPの方が回転性能は優秀です

引っかかりの良さと際立った弾性や飛距離が特徴ですが、回転性能を減退させている点がネックです ただ、下がった位置からでも非常にスピードのあるボールをフルスイングせずにスピードが出せるのはラリーで強さを発揮します 打球感は軟らかめで食い込みも良いのですが、飛び方や飛び出し方はかなりの物なので、前陣で使うには難しくなりますね サーブや台上など、細かな部分では調製がかなりシビアになります RASANTER R42の良い所はこれだけスピードや飛距離が出るラバーとしては程よい食い込みがあり、回転をかけやすくしている所ですね 回転量は厳しい部分はあるものの、際立ったスピードと使いやすさを優先したラバーに仕上がっています