紅双喜を代表する粘着ラバー「キョウヒョウ」の最上位バージョン「国狂3」です 市販されている中国製粘着ラバーの中では最高クラスの品質を誇り、性能も次元が違う物ととなっています
ナショナルチームの選手専用ラバーを除くと手に入れる事が出来るラバーの中では間違いなく最高に位置するラバーです 元々は特殊な要因が重なり、市場にでてくる事はありましたが、近年は「紅双喜」社が上記のようなパッケージを作り、提供するようになりました このパッケージは「国天」や「国天弓」等も採用され、「国用ラバー」として統一されているようです(ブルースポンジも同様)
おなじみとなったグレード分けの形状ですね 国用は「四角」です 管理番号も入り、新しいバージョンとなっています 管理番号のない物は「老国狂」とされ、一部ではプレミアがついているようですね 伝統の粘着ラバーですが、質感・性能共に八角である「普狂」六角の「省狂」とは大幅に性能面での違いがあります 粘着は均一でムラがなく、うっすらと帯びているような感じですが、抜群の引っ掛かりがあり品質も文句なしです
粘着ラバーは貼った直後は弾まず、ある程度期間をおく必要がありますが、国狂はそれがなく、貼った直後でもかなりの弾性を持っています 粘着ラバーとは思えない弾みですね スポンジが若干やわらかく、ボールをつかむ感覚が省狂等と比べるとこちらの方が強く感じますね 粘着との相乗効果で、ボールを持つ時間が長くなり、回転が驚異的にかけやすいラバーとなっています
そしてタイトルどおり、明らかに異なる「球質」ですね ドライブはスピード系ではバウンドが跳ねずに沈んだり、予測不能なボールが良く出ます 前で受けている際にもラケットの下を通るような沈み方をするので、これには驚きますね 下がってボールを受けてみると更にボールの変質性が体感できます とにかく揺れるんですよね 加えて強い回転がかかっているので、重い球になってます 打点を落としたループは非常に回転がかかり、放物線を描くのでバウンド後に良く伸びます どちらも共通して言える事は「バウンド後の変化」ですかね とにかくクセ球が良く出ます 強い回転量に加えて、予測不可能なクセ球は非常に脅威です
新しい国狂はラバーが軽くなっている事にも驚かされます 旧来の国狂とは大きく異なりますね その為、素材系など重くなりがちなラケットともあわせやすくなった印象があります 省狂は普狂を大幅に性能を引き上げた印象ですが、国狂はスポンジが明らかに異なるので、次元が違うと形容しました 省狂で採用されている「20号スポンジ」とは打球感・弾性等が明らかに異なります 掴んで飛ばす感覚が国狂は特に強いラバーです
全体を通して言う事はないラバーですかね・・・∑( ̄Д ̄;) で片付けたくなる位、驚異的な性能を持つラバーですね 「国狂」の回転・球質・スピード全てにおいて圧倒的といえますね 粘着ラバーとしては完成されています 性能がトップクラスなだけに価格もトップクラスですが、それに見合ったラバーです 耐久性もよく、弾みが均一で劣化が極端に少ないのも費用対効果は高いといえます 粘着の管理がシビアで、マメなケアは必要です 中国で販売されている以上「補助材効果」を高める為、若干ソフトなスポンジに仕様変更されているかもしれません 「が」 ノングルーでもかなり弾性は高いです 粘着の頂点に間違いなく君臨する、超ハイスペックラバーです