規格外の弾みを実現した已打底「典馳 D省」39度 2.1mm

補助剤メーカーとして知られているメーカー「典馳」から登場した粘着裏ソフト「D」です このラバーには已打底を採用していますが、その効果が既存の已打底とは明らかに異なり、桁違いの効果を発揮しています

    

このラバーには硬度が3種類用意されており「38~40度」がラインナップされています また、厚さが「2.1mm」「2.2mm」の2種類が用意されており、この2.1mmバージョンが「省クラス」に相当する位置づけ となっているとの事です 実際に2.2の通常版とは価格差が結構あり、厚さと価格で分けている様です

  

  

粘着は強めでペタッとしたタイプです 品質は良く均一性のある粘着ですね 見た目での違いではパッケージから取り出した段階で既に強烈な反りを見せており、シートを剥がし、空気に触れると更に反ってきます ここが一般的な已打底とは決定的に違う点ですね トップシートの粒が非常に浮き上がっている事からもこの已打底の効果が圧倒的だということが分かります また、通常の已打底の多くは弾性や軟らかさ等、本来の効果が出てくるのに多少の時間を要しますが、このラバーに関してはその必要が無く、取り出してすぐにその効果を発揮しています 難点としては一般的な已打底の様にラケットのみに接着剤を塗布すれば良い物では無くなっていますね 反りが強く、貼りつける事が難しい為、両面に塗り、十分に貼りつける事が必要になってきます

弾性に関しては已打底を採用した中国ラバーとしてはまさに規格外のスペックとなっており、際立った弾性を獲得している印象です ここまで弾む已打底ラバーは無いですね 貼り付けた直後から効果による食い込みと強烈な弾性を確保している為、強烈なドライブを打つことが可能になっています 已打底タイプとしては極端に重量があるタイプではないですね 平均的な重量といった印象です ラバー本来のスペックとしては弧線の作り易さがあるタイプの中国ラバーですが、規格外の已打底効果により、飛ぶ力が物凄い事になっています その為、回転をかけて飛ばす打ち方をしてしまうと、飛距離が出過ぎる為コントロールが難しくなってきます 打ち方や回転のかけ方全てにおいて修正する必要が出て来る程の弾みですね

強めの粘着ラバーらしく擦る事で回転を作るタイプですが、已打底の効果によってかなり弾みが上がっているので、回転をかけるにはかなり飛ぶので扱いは難しいですね 軽く打っているだけでも相当なスピードで飛び出します この弾みの影響で多少下がっても球威が落ちない粘着ラバーとなっています また、球質も跳ねずに沈む等、中国ラバーらしい球質を有しています 直線・弧線どちらも作りやすいタイプといえますが、難しいのはこのラバーを制御する事ですね 非距離が非常に出るので、前陣での修正が非常にシビアです

已打底の持続時間は貼った直後から2週間程度がピークで、そこからやや早めに弾性が下降していきます 4週間以降はどこまで弾性の劣化を妥協できるか という印象ですが、印象としては4週程度の状態であっても弾性はまずまず良好です ピークの状況を常に維持する事を優先する場合は2~3週間程で変更していくサイクルとなります

一般的な已打底採用ラバーであれば「使い易さと威力のバランスタイプ」で終わるラバーですが、已打底効果の高さがあまりにも強烈で規格外のスペックを獲得するに至るラバーとなっています ネックとなるのは已打底全てに言える事ですが、弾みの効果が限定的な事ですね ただそのピークが桁違いのスピードと回転性能に加えて、食い込みの良さや飛距離等、粘着ラバーのネックだった部分をほぼ解決しているので、粘着ラバーの特性を優先する場合には選択肢に入るラバーです 気になる点としては ルール上は已打底なので問題は無いですが、その効果の高さから来る影響ですかね この問題以外はスペック的には際立った粘着ラバーだと言えますね