「已打底」というと「藍鯨」が有名ですが、ほかのメーカーも少しずつ出してきてますね。今回は、「紅双喜」と肩を並べる中国の大手メーカー「729」から登場した省用ラバー「729-08」の已打底バージョンです。
背景は白一色でシンプルなパッケージです。急きょ作ったような感じが「省指定」っぽいですよね。「729」製のラバーは使いやすいものが多いので、個人的には結構好きです。
「藍鯨」で一躍有名になった「已打底」ですが、ルールの問題などがあり、国内でも微妙な位置づけでしたねぇ・・・ 一応「後加工」ではなく、工場出荷段階での加工なので「OK」とはなってます
見ての通り、よくある中国ラバーです。テカテカ光っているのがわかるでしょうか? 表面はなかなか強い粘着がありますね。メンテナンスが大変ですσ(^_^;) まぁこれは中国ラバーの「特徴」ですから仕方ないですけどねぇ。
「ITTF」の管理番号が入っているので、かなり新しく登場したラバーですね。スポンジのカラーはオレンジで中国ラバーによくある見た目ですね。
今回使用しているラケットは「ダーカー 7P-2ADF」です。 「已打底」にダーカー・・・・ 少々無謀な感じがしましたが、打ってみると思ったよりはねない印象で、肩すかしをくらったような感じでした。自分も打ってみた感想としては「中国ラバーにしては飛ぶ」くらいの感覚で、「藍鯨」の「未打底」より飛ばないんじゃないか? といった印象でしたね
続いて細かな感想ですがこのラバー、粘着の割に「すべる」んですよ。これはちょっと意外というかなんというか・・・ 粘着の常識が少し変わってしまったかもしれないですね。「こういうのもあるのね・・・」という感じです。フツーにこすると落球する時があるんですよ。普通にドライブ打っているのにも関わらずです 従来の中国ラバーのようにシート表面でこするとどうやら落球していたみたいですね。
回転性能自体はまぁまぁあるほうですが、特筆するほどではない印象、とのことです。どちらかというとハードヒットのほうがやりやすいほうらしく、「角度うち」やスマッシュ系の技術のほうがやりやすかった、とのことです。カットですが、思ったほど弾まないようなので安定してできていたようでした。ボールが低く抑えられていて、あまり浮くボールは少なく感じましたね。
ラバー重量はそんなに重くないです。中国ラバーにしては軽いほうじゃないかな?という感じですね。硬度はパッケージ裏面に書いてありますが「48度」という硬度にしては打ちやすかったですね。ラケットの打球感がやわらかめということもありますが、ガチガチの打感ではなかったです。
自分たちの「実力不足」のためか「省用」すごさを体感できずに終わってしまいました・・・・品質はいいんですけどね。回転はまぁまぁかかるほうらしいんですが、「これだ!」というのがないらしいです。スマッシュがしやすいらしいので、前陣系の選手が使うといいのではないか、ということでした。
一応今度は攻撃用のラケットにも貼って使用しますが、 はがしちゃったら
「已打底効果なくなっちゃう」んですよねぇ・・・・°・(ノД`)・°・ そうするとただの「省用」ラバーになっちゃうので、「已打底」を体感できなくなってしまいますね。 まぁ、「已打底」は効果が何カ月も持続するような代物ではないので、貼ってあわなかったら終わり、ですね。 結構好き嫌いがはっきりわかれそうなラバーでした