STIGA独自の技術である「DIAMOND TOUCH TECHNOLOGY」を採用した5枚合板「ETERNITY VPS V(エタニティ VPS V)」です 「INFINITY VPS V」と「EMERALD VPS V」の中間に位置するラケットとしてラインナップされた本ラケットは、軽量・高反発でありながらハードウッドに近づく様な硬質な打球感が特徴となっています
ブレードの外観はロングセラーラケットである「OFFENSIVE」シリーズの様ですが、グリップエンド付近に「DIAMOND TOUCH」のロゴが入っています また、グリップのデザインにグリーン系のラインが入っているのも特徴ですね グリップレンズの「ETERNITY」の文字も同様です
板厚は「6.0㎜」で、薄過ぎず・厚過ぎず といった所です 平均重量はメーカー表記で「90±5g」となっていますが、DIAMOND TOUCH TECHNOLOGYを採用したラケットではトップ仕様である「EMERALD VPS V」を除くと比較的軽量なラケットが多い傾向にあります 更に軽量化を図る場合は「INFINITY VPS V」の方が軽量化に関しては利点のあるラケットです 打球感はかなり硬質さが出ており、硬さと弾きの良さが特徴ですね 球離れも早めで飛び出しが良いラケットです 弾性は5枚合板としては非常に良い方に入るラケットで、ハードウッド的な特徴を持つラケットとなっています
硬質なテンションタイプと合わせた場合ではラバーの反発が強い場合、ラケットの硬さと弾きがかなり影響するので、しっかりと回転をかけて飛ばす場合には注意したい所です グリップ力が高く、弧線を作りやすいタイプのラバーと合わせた方が良いですね 直線的に飛び出すタイプのラバーと合わせるとラケットの弾きとラバーの飛び出しの早さで直線が強くなりすぎる傾向にある印象です その為ループドライブを打つ事がかなり難しくなってくるラケットです 中国製の粘着ラバーの様な硬さはありながらもテンションラバーの様な高反発なタイプでは無い物との相性は良好ですが、ラケットの硬さとラバーの硬さで硬質な打球感となります ただしこの場合では飛び過ぎるという事が無いので、ハードヒッターで弾み過ぎない組み合わせを考慮する組み合わせですかね ラケットの特徴が強く出るので、回転のかけやすさを重視したラバーと合わせるとバランスが取りやすくなります
表ソフトに関してはラケットが硬質で弾きの良さが特徴となっている為、直線的な弾道や強打の際の弾き易さが表ソフトを活かしやすいラケットという印象ですね 日本製のテンション表やドイツテンション表の場合では軟らかいスポンジのものが多いので打球時の食い込みとラケットの硬さと球離れのバランスが良いですね 日本製の硬質な表ソフトや中国製表ソフト等は硬さがかなり前面に出てくるので、ドライブと強打のバランスを取るスタイルよりも強打を主体に弾み過ぎずに弾きの良さを求めるには適した組み合わせと言えます
粒高ラバーの様な変化系のラバーを使用する際にはかなり弾きが良くボールが伸びるので、攻撃的なスタイル向けといった印象 粒高で変化を出す際にカットショート等を行う際にかなり飛距離が出るので、抑える難しさがあります 利点としては強打した際に合板ラケットでありながらかなりのスピードが出せるので、台上でレシーブやプッシュ・カウンター等で威力を発揮する印象ですね
木材5合枚合板でありながらかなり反発力があり、弾みの良いラバーと合わせる事で飛距離が不足する という事も解消されるラケットです 掴みがあまりなく弾きの強さが前面に出るので、しっかりとラケットでコントロールしてドライブを打つ というタイプでは無いですね 弧線の作りやすいラケットではないですがスピード性能や球離れの早さがあり、スピードタイプの5枚合板となってます 前に出る力が強いので、弧線が作りやすく、グリップ力のあるラバーと合わせる事でバランスが取りやすくなります また直線を活かすには球離れの良い表ソフト等は適している印象ですね テンションタイプは軟らかいものが多いですが、ラケットの硬さと弾きの良さで直線的でスピードのあるボールが出しやすくなる組み合わせです 組み合わせは万能タイプのラケットではないですが、5枚合板としては非常に優れた弾性や飛距離を有しています コストパフォーマンスも非常に良いですね 硬くてよく弾むラケットです