FEカーボンインナー仕様中国式バージョン 強い打球時にカーボンの特性が出る
「ニッタク アコースティックカーボンC」

高価格帯に位置する木材ラケットである「弦楽器」シリーズにFEカーボンを内側に配したバージョンである「アコースティックカーボンインナー」です アコースティックのラインナップとしてはシェークの方が先に登場し、中国式が登場するにはかなり期間が経ってから登場したという経緯があります 軽打時と強打時で打球感に違いがあり、強弱の付け易さがあるラケットとなっています

  

ブレードサイズはメーカー表記で「161×150mm」 グリップサイズは「82×23mm」となっています 板厚は「5.5mm」ですね ベースのアコースティックは「5.7mm」に対して、特殊素材を採用し、尚且つ板厚を薄く仕上げている点が特徴です 打球感は軽い打球時ではアコースティックの打球感に+αで硬さや弾きがある程度ですが、強打時にはインナーのFEカーボンが威力を発揮し、カーボンの弾きと硬さが出るラケットとなっています

  

  

平均重量が「86g±」なので、この個体は重さのある個体となってます グリップがかなり細く、日本式からの移行がしやすいグリップですが、スウェーデン製ラケットからの移行の際にはこのグリップがネックなる印象です 特に鷲摑みで握る場合にはグリップが細いので、間を開け辛いですね 合板構成は木材5枚+FEカーボン2枚です メーカー表記でスピードは「ミッドファースト」 打球感は「ハード」となっています

先に書いている通り、強いインパクトで打球しない場合にはそれ程硬さを感じないラケットですが、強いボールを打ち込む際に強くインパクトをすると、カーボンが出てくるラケットです その為、ある程度硬さのあるラバーを組み合わせやすくなっていますが、強打時に硬さや弾きに負けないパワーは必要になってきます アコースティックカーボンと比較すると球持ちが良くなり、弾きは抑えられますが、トップ仕様のラケットをベースにし、威力を落とさずに回転をかけやすくしたラケット という印象です 球離れはカーボン系のラケットとしてはインナータイプらしく比較的抑えてありますが、打球感は強打時の硬さはカーボンらしいですね 打球時に力加減でカーボンの特性をコントロールできる利点があります

アコースティックカーボンと比較して回転のかけ易さや球離れが抑えてあるという点があるので、裏ソフトの組合わせ易さはアコースティックカーボンインナーの方が総じて良いですね 回転をかける前に弾き出す というのは無いです 特に粘着系の様な硬さのあるラバーを組合わせる場合にはアコースティックカーボンインナーの方が打球感のバランスや回転のかけ易さという面で優れています 主流のテンション系と合わせる場合、回転のかけ易さとある程度硬さを確保したい場合にはアコースティックインナー スピードや弾道、球離れ等を優先し、ハードヒット系の技術を多用する場合にはアコースティックカーボンの方が適しています

表ソフトとの組合わせの場合には強打を主体とし、スピードや直線的な弾道を優先する場合にはアコースティックカーボン 攻守のバランスやドライブ等、トータルバランスを優先する場合にはアコースティックカーボンインナーの方が良いです 前者の場合は扱いが難しくなりますがかなり攻撃的に、後者の場合は威力と安定性のバランスが取れている組合せとなります 弾性に優れたドイツテンション系の食い込みの良い表ソフトはアコースティックカーボンの方が打球感のバランスが取りやすく、ラケットの硬さで弾き飛ばせる点が特徴ですね ネックとしては総じて飛びすぎる組み合わせが多くなる傾向にあります その為コントロールに難のある組合せが多くなりますね アコースティックインナーの場合では飛び出すまでに少し差があるので、コントロールしやすくなります ラバーの弾性が際立ったものが多いドイツテンション系の場合にはドライブやブロック、強打時の安定性を優先するには適していますが、表ソフトに要求される「球離れ」の面で後れて出てくるケースが多く、ここが好みの分かれる所です

アコースティックカーボンが弾性や球離れ、硬さ等、アウター系らしいラケットに仕上がっている為、アコースティックカーボンインナーで物足りなくなってから移行 という形が良いですが、ラケットの価格が非常に高額なので、段階を踏むにはコストパフォーマンスの面でネックになってきます 木材5枚合板である、アコースティックからの移行としては非常に良いラケットです アコースティックの良さをそのままに強打時にカーボンの特性を発揮させる事に成功しています インナー系としては威力や飛距離を出しやすいラケットとなってますね 中国式のグリップがかなり細く、握りこみ辛さがあるものの、ラバーを選ばないラケットで汎用性の高さも魅力です アコースティックカーボンの特性を上手く調整し、バランスよく仕上げたラケットとなっています





トップへ戻る