近年の729(フレンドシップ)は省仕様の用具が数多く登場してきていますが、裏ソフトに関しては「BATTLEⅡ(バトルⅡ)」が圧倒的に種類が多くラインナップされています 共通したスペックとしては「直線的な弾道」「スピードタイプ」「已打底」等ですが、このブルースポンジ版には食い込みの良さがあり、打球時の「掴み」が特徴として加わっています
ブルースポンジ版BATTLEⅡでは藍色のパッケージに省仕様を表す文言とラバー名や硬度が記載されたパッケージに変更されています BATTLEに関しては「金版」が金版用のパッケージが用意されている様です スポンジ硬度は38度となっています スポンジの特徴としてはオレンジスポンジの省仕様と比較すると軟らかさがあり、打球時にグッと掴む点が特徴です これの特徴により、BATTLEⅡの特徴でもある直線的な弾道で球離れの良さをある程度確保しながらも、回転のかけ易さがアップしている印象ですね
パッと見は同社の他ラバーで採用されているブルースポンジと違いは無いですが、硬質なラバーが多い粘着ラバーの中において、弾みと軟らかさがあるスポンジは貴重ですね 弾みに不均一な部分は無く良好な弾性です スポンジにグッと掴む軟らかさはあるものの、ラバーの特徴でもある「球離れ」「直線弾道」は損なわれておらず、軽く掴んだ後に直線的に飛び出して行きます 内蔵タイプの已打底による影響もあり、時間経過と共に軟らかさは出てきます その為特殊素材系ラケットと合わせやすくなっている点も大きいですね
通常版と比較して球持ちの良さが加わった事により、回転のかけ易さが大幅に良くなっています 中国ラバーらしい硬さや打球感、食い込みを避ける場合等はオレンジスポンジの省タイプの方が良いですが、特殊素材に合わせる場合や直線的な弾道を優先しつつも球持ちが欲しい場合等にはブルースポンジ版の方が良いですね 粘着ラバーとしては軟らかさがありますが、潰れて飛ばしにくいということは無いです 直線的で球離れの良さがあるラバーとしては打球時に掴んで飛ばすタイプなので、コントロールしやすい点も特徴的ですね 直線的な弾道としては弧線弾道を作りやすいラバーとなっている印象です
ラバー本来の特徴である「直線弾道」「スピードタイプ」という面はしっかりと残しつつ、ブルースポンジと已打底による効果を発揮させている印象ですね オレンジ版と比較すると、同じ硬度であってもこちらの方がよりソフトで掴みの良さが体感できる様になっています その後の飛び出しが極端に遅くなるという事も無いので、ラバーの特徴を発揮させながら球持ちを良くしているのは大きいですね 回転のかけ易さを優先する場合にはこちらの方が良いです 使い易さと威力の両立という面ではブルースポンジ版はバランスが良いですね 省グレードとしてはコストパフォーマンス面が非常に良いラバーですが、ネックとなってくるのは已打底による時限的な弾性とブルースポンジという希少性ですかね 安定的な入手 という点が難しくなってきます ですがこれはラバーの特性上、仕方が無い部分ですね 省グレードで尚且つブルースポンジとなると「入手のしやすさ」という部分ではハードルが上がってきます とはいえ省グレードに相応しいスペックは有しており、中国ラバーとしてはスピード性能が優れたラバーとなっています