中国メーカー フレンドシップ(729)からラインナップされている変化系表ソフト「799」の省グレードバージョンである「799SOULMATE」です 変化系表ソフトですが、スピード性能を重視し、スピード系表ソフトに性質が近いものとなっています
フレンドシップを代表する表ソフトとしては高い回転性能を誇る「802」シリーズや変化系表ソフト「563」シリーズが挙げられますが、この2枚と比較して「799」は地味な存在となっています ですが563と同様に「799-1」が用意されている等、ラインナップとしてはしっかりと残っています 通常版が563以上に入手しづらい状況ですが、SOULMATEシリーズは省グレードなので更に入手性に難があり、希少性は高くなっていますね
SOULMATEシリーズは基本的に硬度や厚さが決まっており、一部のラバーを除いて複数の硬度やスポンジ厚はラインナップされていないとの事です(別注は可能性としては全く無い訳ではない模様) 799 SOULMATEに関しては「1.5mm」「38度」のみがラインナップとなっています 「中」に相当する厚さですが、弾性は良好で直線的な弾道と球離れの良さがあります 打球感はフレンドシップの表ソフトラバーらしい軟らかさがありますが、球離れの良さと飛ばし易さが特徴です
粒配列は横目で変化系としてはやや大きめですね 間隔は少し離れています 粒形状は円柱ですが、打球時に倒れる様な事は無く、粒が細めで変化を重視したタイプと比較すると、打球がしやすい印象です スピード系の表ソフトと比較しても違和感は少ないですね 変化系特有のクセの強さは少なく、 滑りも少ないので使いやすいタイプです 563と比較すると799の方が変化幅を抑えて、スピードや弾道を重視しているというラバーです ナックル性能は高く、ナックルが出しやすいラバーです また、変化系としては回転も加えやすいのは良いですね
中国系の変化系表ソフトとしてはクセが少なく打球感も硬さが無い為、非常に使いやすい変化系表ソフトです 563は粒が細く、軟らかいので打球時に倒れる事で大きな変化を出せる変化系表ですが、表ソフトの様に直線的でスピードのあるボールは打ちづらいタイプでもあるので、変化と攻撃のバランスを取る場合には799の方が適しています 粒が少し大きくなっている事や倒れにくくなっている事でスピードタイプの表ソフト寄りの弾道となっています SOULMATEシリーズの特徴としては均一性のある弾みのスポンジなので、より安定性が強化されている事も大きいですね
変化系としては攻撃重視のラバーで、変化幅は抑えてあるもののスピード+ナックルが優秀なラバーです スポンジは「中」相当とやや薄めですが、打球時に食い込みがあり、弾き辛さも無く打ちやすいのは良いですね クセが強いタイプではないですが、使い易さとクセ球の両立 という部分では非常にバランスが取れています ネックなのはやはり入手のし辛さですね これに尽きます 知名度的には563の方が圧倒的ではあるので仕方の無い部分がありますが、799に関しては通常版でも「入手」の部分で難しさが出てしまいますね 加えて省グレードラインのラバーという点が難しさを上げてしまっています 攻撃的な変化系表ですが使い易さも損ねていない、優れたラバーに仕上がっていますね