弾きの良さと高反発が特徴 軽量5枚合板
「STIGA INFINITY VPS V」

近年の男子中国代表としてはジュニア世代の年齢から名を連ねる「樊 振東」選手が使用したとされるモデルとして一躍有名となった軽量5枚合板「INFINITY VPS V(インフィニティ VPS V)」です 独自技術である「VPS」や「DIAMOND TOUCH TECHNOLOGY」を採用し、既存の5枚合板とは一線を画すラケットに仕上がっています

  

UNIVER社が代理店時の物ですが、サイズ等はSTIGA SPORTS JAPANの物と比較すると大幅な違いはない様です ブレードサイズは「160×150mm」程度 グリップサイズは「82×30mm」程度となってます 特徴的なのは先に書いている通り、STIGA社としては新しい技術である「VPS」や「DIAMOND TOUCH TECHNOLOGY」といった独自の技術を採用したラケットですね INFINITY VPS Vは最初期に採用されたラケットです このラケットの後に各技術を採用したラケットとしては「CELERRO WOOD」 ハードウッド系では「ETERNITY VPS V」 「EMERALD VPS V」が登場してきます 共通している点としては「5枚合板」という事ですね

  

  

板厚は「5.8mm」と平均的な厚さに近いですね  classic シリーズが5mm台前半の物が多い同社のラケットとしては少し厚さが増しています スウェーデン製5枚合板としては打球感は硬質で球離れが早く、回転のかけ易さを追求したラケットが多いSTIGAのラケットとしては性質が大きく違うラケットとなっています とはいえ、ハードウッド程の硬さではないです 弾性や硬質さ等、威力面を5枚合板で追求するとハードウッドの様なラケットになりますが、INFINITY VPS Vの場合は軽量さと飛び出しの早さが特徴です フィーリングは従来型のスウェーデン製ラケットとは異なりますが、軽快に飛ばせる5枚合板といった印象ですね

裏ソフトと合わせる場合には5枚合板としては反発力も良好で飛ばしやすい為、5枚合板の操作性を損ねずに弾きや弾性を優先する場合には適しています トップ仕様テンション系の様なタイプのラバーとはバランスが取りやすいですね ソフトな打球感やしっかりと捉えて回転かける事を優先する場合には NCTを採用したラケット(allround offensive等)の方が従来のSTIGAらしいフィーリングを有しており、回転のかけ易さとclassicシリーズと比較して僅かに弾性がアップしている為、こちらの方が良いです INFINITY VPS Vの方が弾性や飛び出しの早さ、スピード性能は優れていますが打球感に硬さがあり、5枚合板としては弾きが強くなる関係上、あわせるラバーによっては弾きの強さがネックとなってきます また、粘着系の様な非常に硬質なタイプは弾性や打球感の関係でバランスが難しくなり、ラバーを選ぶ傾向が強くなります 低弾性で硬質なタイプではなく、已打底を採用した物やスポンジ硬度の調整をして合わせた方が良いですね 回転をかけ易さと弾きのバランスが重要ですね

表ソフトとの組合せに関してはスウェーデン製のソフトなフィーリングが抑えられている分、ドイツテンション等の優れた弾性を有しながらも軟らかいタイプのラバーと組み合わせやすくなっている点は良いですね 弾性に関しては5枚合板としては良いラケットなので、ブロックや強打のバランスが取りやすく、表ソフトの直線的な弾道を活かしやすい組合せを作りやすくなっています 硬質な日本製や中国製の表ソフトでは打球感が硬くなりますがドイツテンション系の様な強い食い込みが発生するタイプとは違うので、強打時に潰れるという事が無く、前陣で強打主体のプレーに威力を発揮します

回転のかけ易さやフィーリングを重視する場合には適したラケットではないですが、カーボンラケットの様なガチッとした硬さのラケットでは無い為、木材ラケットで硬さや弾きを求めたい場合には良いラケットです 更に軽量なので、総重量がネックになる事が少なくなります 回転のかけ易さと弾き易さの両立が図られていますが、既存の5枚合板から移行する場合には弾きや硬さの関係で回転をかける前に飛び出す様な性質に注意する必要があります 5枚合板としては攻撃的なラケットとして仕上がっていますが、球質が軽い点がかなり気になる所ですね 打球感の軽快さがそのまま軽さに繋がっている印象を受けます 5枚合板としては球離れが早めで、弾きやすいタイプの5枚合板です打ち抜くタイプではなく、連打で押す方が適している印象ですね スウェーデン製の木材5枚合板としては硬さがあり、弾きの良さが特徴でかなり印象的なスペックとなっています STIGAの選手使用を謳うモデルとしては比較的安価ですが、コストパフォーマンスはそれ程高いラケットではないです とはいえ5枚合板としては攻撃力の高いラケットには仕上がっています

ラケット ペン
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