限定ラインナップで登場 人気シリーズ7枚合板「ミズノ フォルティウスFT」中国式

日本代表プレーヤーが使用した事で広く知られる事となった木材7枚合板「フォルティウスFT」は通常ラインナップはシェークの「ST」「FL」のみとなっています 他のフォルティウスシリーズも同様に中国式のラインナップはない現状です(2020年1月現在) そのフォルティウスFTの限定版として登場したのがこの中国式バージョンです フォルティウスFTをペンホルダーで使用できる貴重なラケットとなっています

  

ブレードサイズはシェーク版と同様ですね シェークのサイズはメーカー表記では「158×150㎜」となってます フォルティウスFTは珍しくメーカーサイトで合板の構成が掲載されており、上板から「リンバ」「アユース」「檜」中心材が「アユース」という構成です 木材のみの構成で檜材を添材に使用するのはあまり見ない印象です この構成がこのラケットにとって大きな影響を与えている様ですね 打球感は7枚合板としては硬さは控えめで打球時に掴むタイプです 弾きは抑えてあり、回転のかけやすいラケットですね

  

  

グリップサイズはメーカーサイト等に記載が無い為、簡易計測となりますが、同社の中国式ラケット「デネブ」と幅に関してはほぼ同等ですかね ただ、フォルティウスFTの場合はデネブとは違い、握る部分が細くなっています これにより日本式からの意向にも適したグリップとなっています わしづかみをするにはグリップが細いですね 板厚は「6.4㎜」となっています 平均重量はシェークで「90±g」です

7枚合板としては硬すぎる事はなく、打球時に掴みの良さがありつつも、強い掴みではないですね 檜の特性と厚すぎない板厚が特徴としてよく出ていますが、7枚合板としての弾性を引き上げている印象です 弾性は際立ったタイプではないですが、5枚合板では物足りない部分を確実にカバーできる弾性なので、5枚合板から移行に適したラケットですね その為硬いラバーとの相性は良く、掴みの良さを活かして打球感と回転のかけやすさのバランスが取りやすくなります

ハードタイプのテンション裏ソフトではラバーの硬さやテンションスポンジの弾みをフォルティウスFTの掴みが抑え込むのでラバーで弾性を確保し、ラケットで回転のかけやすさを求めていく構成となります 飛距離の面でやや物足りなさはあるものの、威力重視のラバーと合わせる事でカバーしていきます ラケット自体のクセは強くないので、弧線・直線どちらのタイプのラバーとも合わせやすいですね 中国系のラバーと合わせた際にはラバーの弾性次第といった印象 流石に非テンションの中国ラバーでは飛ばす事が厳しくなってきます 已打底やテンションスポンジを採用した中国ラバーを合わせた方が良いです 中国ラバーで極端に弾むものは少数派なので、合わせた際に飛びすぎて扱いが難しい というのは日本製やドイツラバーにはない利点があります クセ球と弾みが良好な中国ラバーと合わせる構成が適している印象ですね

表ソフトに関してはラケットが掴むタイプで弾きは控えめな為、ある程度球離れの良いものと合わせる事で球離れとコントロールのバランスをとっていく事になります また硬質なスポンジを採用している変化系表の様なタイプではブロック時の安定性や打球感のバランスが取りやすくなるので、硬質な表ソフトのスポンジとの相性が良い印象です テンションタイプで食い込みの強いものはドライブや強打時にかなり掴むので、好みの分かれる打球感ですね 弾きを優先する打球感ではないです 粒高に関しては極端に飛ぶラケットではないので、ブロックや台上でのレシーブ時に安定性を確保しつつも攻撃力を上げる事が出来る印象 やや飛距離が出ますが、弾きが強すぎて抑え込む事が難しい  というタイプのラケットではないですね 攻撃時の威力を上げつつ、守備時の安定性を極力落とすことなく確保できる印象でしたね

木材7枚合板としては硬質さや球離れが抑えてあるので使いやすいラケットです 5枚合板から移行しやすく、回転のかけやすさを損ねずに飛距離や威力を引き上げる事に成功しています 弾み重視の7枚合板と比較するとやはり台上等の細かな部分での安定性が優れていますね 台上での強打や早い打点でのドライブ・強打 カウンター等の際に飛距離が出すぎるという事もなく、前~中陣で攻守のバランスの良さが発揮されるラケットです 総合的なスペックも非常に良い事に加えてコストパフォーマンスも非常に素晴らしいものとなってます シェークとしてはこうですが、中国式の場合は現状では通常ラインナップではない為、手に入り辛いというのが最大のネックです また、グリップが細身である為、ここは好みの分かれる点ですね とはいえブレードがシェークと同じサイズでやや小ぶりで総重量を抑える事が可能であるのは良いですね