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上板を特別仕様にしたハードウッド5枚合板「STIGA ROSEWOOD XO」

硬質な木材である「紫檀」を使用したハードウッドラケット「ROSEWOOD」の上板を数年間寝かせた物を使用した特別バージョンであるハードウッド5枚合板「ROSEWOOD XO」です 5枚合板でありながら抜群の弾性を誇るラケットに仕上がっています

  

従来のROSEWOOD NCT V及びⅦの質感と比較すると茶褐色ではなく、どちらかというと濃い茶色となっています STIGA SPORTS JAPAN以前に代理店を務めていた「UNIVER」社のラケット紹介文では「上板を約4年間寝かせたスペシャルバージョン」といった記載がされています 見た目でもかなり違いはありますが、打球感はこちらの方が同じラバーを使用した際には硬質なものとなっています 打球感は硬質になっていますが、打球時の響きがこちらの方が抑えられている印象で、ハードな打球感ながら硬質なラケット特有の響きが少ない点が特徴です

  

  

合板構成は前述していますが、木材5枚合板です 上板に特別仕様の紫檀を採用したモデルとなっています 平均重量は表記で「87±5g」となってます UNIVER時では「85±5g」という表記です この辺りは誤差の範囲なので、86~88g辺りが平均値といった所ですね 今回の物は計測時は88gでした 板厚は「5.8㎜」とやや薄めですが、抜群の弾性と硬さ、弾きと掴みが混在しているラケットです STIGAを始めとするスウェーデン製の中国式はブレードが大きいものが一般的なので、総重量に気を使う必要があります

打球感は木材系5枚合板としては非常に硬質で、硬いラバーと合わせた際に回転をかけるには相当なパワーが要求される構成となります プラスチックボール変更後にトップ仕様のラバーのスポンジ硬度が若干上がっていますが、ドイツテンションのスポンジ硬度50.0°のものやテナジー05ハードに採用されているスポンジ硬度43°の様な非常に硬いラバーとの組み合わせでは食い込ませる事が非常に難しく、回転をかける前に飛び出してしまう組み合わせです それまでのトップ仕様に多いドイツラバーのスポンジ硬度47.5°に関しても同様で、ラケット自体の硬質さが良く分かります 弾道はラケットがやや弾くため直線傾向ですね 弧線が作りやすいタイプのラバーと合わせる事で飛ばしやすさと弾道のバランスが取りやすくなります 5枚合板としては際立った飛距離が出せるラケットなので、下がった展開で威力と飛距離を落とさずに打ち合える点は非常に優れていますね ここはROSEWOOD NCT Vを上回るスペックとなっています

表ソフトとの組み合わせに関しては硬質なラケットなので弾きやすさをより活かせる傾向 ドイツテンション表はスポンジ硬度が少しソフトなものが多い為、打球時にラバーの食い込みの後の飛距離や弾道に気を使う印象ですが、5枚合板としては規格外のスピード性能を獲得する事が可能です ブロックや台上での操作性の難しさはかなりアップするものの、非常に威力のあるボールを打ち込める組み合わせとなります やや弾性を落として硬質なスポンジを採用しているテンション表と合わせると、攻守のバランスが取りやすくなりますね 中国系の已打底を採用した表ソフト等は硬さはあるものの、時限的ではありますがスポンジが少しソフトになり弾性も増すので、こういったラバーも選択肢に入ってきます

中国ラバーに関しては総じて相当な硬さの打球感になる事が多く、所謂「省」「国」といったクラスのラバーでは回転をかける+飛ばすためのパワーが要求される組み合わせです 非常に硬い組み合わせになるので、硬度を落とした已打底やソフトなテンションスポンジを採用した粘着タイプと合わせた方が良いですね

ハードウッドらしい硬質さを備えながら打球時の響きが抑えられており、回転をかける際に硬いラケット特有の響きが少ない点が良いですね ROSEWOOD NCT Vと比較すると少しマイルドさがある印象です  細かな違いとしては飛距離や打球時の飛び出しに差が出ており、ROSEWOOD XOの飛距離は5枚合板としては屈指の性能を有しています 5枚合板としては非常に攻撃力の高いラケットです ネックなのは特別仕様であるとはいえ、非常に高額である事ですかね ですが質感は非常に素晴らしいものとなってます もう少し弾みを上げつつ打球感が響き過ぎないラケット という印象でしたね

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