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硬いシート+軟らかめのスポンジ 引っ掛かりが強い
「XIOM OMEGA V EURO」2.0

プラスチックボール対応として登場したOMEGA V シリーズの一つで硬めのシートにややソフトなスポンジを採用したテンション裏ソフト「OMEGA V EURO」です スポンジは「45.0°」と中間硬度の物を採用していますがシートが硬いため、トップ仕様ラバーの硬さや重量に近い仕上がりとなっています

  

パッケージはOMEGA Ⅳから大きなデザイン変更はなく、名前で判別可能です OMEGA Ⅳでは名前の部分にカラーを入れる事でラバーを一目で分かる様にデザインされていましたが、このシリーズではOMEGA V TOURを除き、基本的には光沢のあるシルバー系で統一されている為、注意が必要です

  

シートはマットな質感ですが、全くツヤがない という程ではないですね シートは厚めで硬く、グリップ力の高さが窺えます OMEGA V EURO では「粒の太いシート+ソフトなスポンジ」という構成です 引っ掛けた際に戻る力が強いので、グリップ力を活かしたドライブの打ちやすいラバーとなっています 弾道は弧線が強い印象です 打球感はスポンジ硬度は抑えてあるものの、シートの硬さがある為、軟らかい打球感ではないですね やや硬めですが、硬過ぎるというほどではないです ただし重量がソフトなスポンジを採用したラバーとしてはかなりある印象ですね その為総重量に気を使うソフトスポンジラバーとなっています

打球時に軽く引っ掛かってやや遅めに飛び出すラバーで、安定性の高さが特徴です ドライブ時には金属的な打球音を鳴らしながら弧線を描いて飛んでいきます テンションラバーとしては球離れはそこまで早いものではなく、回転をしっかりとかけることが出来るラバーです グリップ力は高いものの、ある程度振り抜く力は必要です スピード性能は良好ですが回転性能を重視したスペックのラバーとなっています 2.0では飛距離の面で不足する場面がありますが、台上でのドライブや早い打点でのカウンターの際に回転をかけて確実にコートに収める事が出来る飛距離となりますね

特筆すべきはトップシートのグリップ力で非常に引っ掛かり、回転がかけやすいものとなっています スポンジ硬度が中間硬度である為、極端な硬さにまでなっていないラバーです FX系の様な軟らかさ+軽量といったラバーではなく、硬さと重量がトップ仕様のラバーに近いバランスですね なので球質の面で明らかに軽さが出る といった印象はないです トップ仕様程の難しさは抑えてあります ややスピード性能が物足りないですが回転性能の高さが特徴のラバーですね また回転をかける事に関しては高い性能を発揮しますが、弾く打ち方にはあまり適さない印象 球離れが早くない事やシートのグリップ力の強さが影響しています ドライブに特化したラバーとしては非常に良いラバーといえます ネックなのは軟らかめのスポンジを採用していながらそれ程打球感がソフトになっていない事や重量ですね 軽量化や軽い力で回転をかけたい場合にはこのラバーではハードなスペックとなります とはいえ比較的コストパフォーマンスの良いトップ仕様シリーズのラバーで、威力を落とさずに少しだけ打球感を調整できるラバーとしては優秀ですね

 

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