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スピードタイプへアップグレード「TSP スワットスピード」

ハイコストパフォーマンスを誇る7枚合板ラケット「スワット」 シリーズ化もされており、特殊素材を採用したラケットも登場しています(スワットカーボン) スワット自体は7枚合板でありながら非常に使いやすいラケットとなっています このラケットをベースにスピードアップを図ったのが「スワットスピード」です スワットの使い易さを損ねずにスピード性能を引き上げる事に成功しています

  

上板に関しては見た目はスワットとほぼ同じですね ブレードに印刷されている文字でスワットスピードである事が判別できます ブレードサイズはメーカー表記で「158×100mm」となっています 一般的なブレードサイズといってよいサイズですね 打球感はメーカー表記ではスワットも含め「ハード」となっていますが、実際にはそこまでハードではないです なのである程度硬さのあるラバーと合わせてもバランスを損ねる様な硬さにはならないですね

  

  

平均重量は85±gなので、平均的な重量ですね この個体は誤差の範囲内に収まっています スピードは「ファースト+」となっており、スワットの「ファースト」を上回るスペックとなっています 実際には極端な弾性ではなく、7枚合板としては弾みすぎず、硬すぎないスワットに対してより7枚合板らしいスペックとなっている印象です より硬質な打球感や厚めの板厚で7枚合板らしさを求める場合にはこのシリーズのラケットである「スワットパワー」となります スワットパワーは板厚保が「6.6mm」と厚くなっています(スワット・スワットスピードは6.0mm)

スワットスピードはサイズ的にはスワットと同じではありますが、細かな部分で違いはあり、スピードや飛距離の面でスワットスピードの方に分がありますね ただし大幅な差ではなく、スワットの良さを活かしながらスペックアップしている為、移行がスムーズに行えるラケットです 回転のかけ易さを損ねずにラケットのスピード性能をアップさせているので、スワットで物足りない部分をカバーしているラケットです 球離れは7枚合板としては早すぎないので、ここが回転のかけ易さを残している部分ですね 硬質な7枚合板ではない為、弾きを優先したラケットではないですが掴みが強すぎる事は無いので、強打とドライブのバランスがとりやすいラケットといえます

7枚合板としては硬さを抑えてあるので、合わせるラバーは少し硬さのあるものから硬めの物とバランスがとりやすい印象 日本製やドイツ系のトップ仕様テンション裏ソフトはシートやスポンジが硬く、回転をかける際にラケットが硬質すぎると難しくなってきますが、スワットスピードの場合では硬さを抑えている分、硬質なラバーとのバランスが良くなっています 粘着系の様なラバーでは弾性や飛距離の面で厳しいですが、日本製やドイツテンションと組み合わせると、威力と安定性の部分で優れた組合せとなります 表ソフトに関してはドイツテンションの様な軟らかい表ソフトではつかみの良さの方が目立つ為、弾きや硬さを優先する場合はスポンジ硬度を上げた方が良いです 球離れが早くないのでブロックや台上での操作性は非常に良いですね 硬めの日本製テンション表や弾性は不足するものの、高弾性表ソフト等と合わせやすい印象です

硬さや球離れといった「7枚合板らしさ」を前面に出したラケットではないですが、スワットの良さを上手く継承し、スピードアップに成功しています 硬質なテンション系ラバーと組み合わせやすく、威力と使い易さのバランスが良いですね より総合力の高いラケットに仕上がっています 弾みは良好ですが、7枚合板としては目立った弾性ではなく、7枚合板の持つ弾きや弾性はもう少し欲しい印象でしたね とはいえ、6.0mm程度の5枚合板と比較をすると当然ですが弾性や飛距離は良いです スワットの特徴を備えながら威力アップを果たしているラケットです スワットスピードはシリーズ最速を謳うラケットですが実際には使い易さを損ねずにより威力アップに繋げたラケットに仕上がってます ネックなのは実売価格がスワットと大きく差がつく為、スペック面では価格差に見合う明確な違いが欲しい所でした  総合的にはバランスよくまとまった7枚合板で、使いやすさと威力の両立を達成しているラケットでしたね ベースのラケットをより攻撃的にしたものとなっています

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