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サウンド系テンション中では硬め
「DONIC BARACUDA BIGSLAM」

創業は「1977年」と意外に若いメーカー「DONIC」から登場しているサウンドを重視したスポンジを搭載したバージョン「BIGSLAM」系から 「BARACUDA BIGSLAM」(バラクーダビッグスラム)です 同社の「BIGSLAM」系のラバーの中では硬めの打球感となっています

 

baracuda bigslam (2)   baracuda bigslam (1)

 

通常の物は暗めの青系統で落ち着いたカラーリングに対し、「BIGSLAM」はピンク系の目立つカラーリングに変更されています 打球感はBIGSLAM系にしては少し硬めで、他のサウンド系とはかなり印象の異なるラバーです

 

baracuda bigslam (4)   baracuda bigslam (3)

 

シートやスポンジは見ただけではどちらか判別は難しいですね なので違いを体感するには打ってみないとわかりませんでした 打球感は前述の通り、BIGSLAM系の中では硬く感じますが、ドイツテンション全体としてみるとやはり柔らかめです スポンジが軟らかいのですが、シートは共通で硬めなので、これがBIGSLAMにしては硬い打球感に繋がっているのではないでしょうか

 

スポンジが軟らかくなったため、食い込ませて回転をかける事が通常の物よりやりやすくなっています 球離れは軟らかいスポンジの効果で球持ちも良くなってますね 食い込んだ後飛び出していくラバーになってます 他のBIGSLAMはかなり柔らかく持ちすぎるくらいの印象でしたが、このラバーは食い込みがそこまで強くなくバランスのよい物になっています どちらかというと打球音等を楽しむ印象が強いBIGSLAM系の中ではかなり実用的な印象を受けました 食い込ませた後は「BARACUDA」の特徴である回転系ながら速い飛び出しがあるので、弾性はかなり強いです これはBIGSLAM系のラバーとはかなり一線を画している印象でした

 

ソフトすぎるとハードヒット時に潰れてしまい、ハーフボレー等がやりづらくなるのですが、これはそこまでやりづらさはなかったですね 少し食い込んで飛び出すような感じなので、裏面やショートでは取り回しがかなり良い印象です 食い込んだ後に飛びがあるので距離の修正に気を使いますが、テンションユーザーであれば使いづらさは感じない印象です 弾みとコントロールのバランスがかなり取れてますね ノーマルよりも重量が軽減されていますし、バック用としてはかなり使いやすかったラバーでしたね

ノーマルより個人的にはこちらの方が好きですねぇ 重量も軽量になってますし、バランスが非常によくなっている印象でした ノーマルは回転系テンションにしては球離れが早すぎるので、スイングスピードが無いと回転がかけづらいですからねえ それに対し「BARACUDA BIGSLAM」は他の「BIGSLAM」に比べてしっかりとした打球感があるので、あまりボールが「軽い」という感じは受けませんでしたし、回転がかけやすい というのも大きいです 軽い力で飛ばせるラバーが欲しい方におススメですね 他のBIGSLAMに比べて「音」に関しては一歩譲りますが、基本スペックが良い為「±0」といったところでしょうかね 音はそこそこですが、ラバーとしては万人受けする印象です いい意味で「BIGSLAMらしくない」ラバーでしたね

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