同社初の攻撃用裏ソフトである「V>01」のシリーズで「45.0°」のスポンジを採用したバージョン「V>01 stiff」ですハードヒッター仕様のV>01と比較して非常に使いやすくなっています
パッケージデザインはV>01シリーズ共通ですね リンバーは水色系のカラーリングとなってます このstiffは濃い青となっており、白色の文字がより目立つ様になっています
質感はツヤのあるトップシートと気泡が粗めのスポンジです V>01は硬めの打球感で球離れが早く、弾道が直線的といったラバーで、回転系テンションラバーが周流の裏ソフトとしては異色のタイプのラバーでしたが、このstiffではスポンジ硬度をソフトにした事で球持ちが良くなっており、コントロールが非常にしやすくなっています スポンジの効果は非常に大きく、従来のV>01にあった使い辛さは大きく軽減されているラバーです
V>01の特徴的な弾道を維持しつつもソフトにしている為、使い易さが向上している反面、V>01特有の球威やスピード感は減退した印象です 特に球威に関してはV>01と比較して明らかに軽くなっています V>01Limberと比較すると、V>01Limberが軽量で軽い力でスピードが出せるラバーでしたが、所謂「FX」系のラバーなので、食い込みが強すぎる点が好みの分かれる点ですね このV>01stiffは45.0°という少し硬めな硬度(ドイツラバー基準)が、FX系では物足りない といった場合に選択肢に入るラバーです
V>01はラバーの特性から特殊素材系と合わせるにはラケットを選ぶラバーでしたが、V>01stiffではラバーがソフトになった事で特殊素材系と合わせ易くなった点等はグッドです 極端な軟らかさではないので、少し硬さのあるラケットの方が打球感のバランスが取りやすいですね 強いインパクトの時に確実にボールが食い込み、少し遅れてボールが飛び出して行きます プラスチックボールではやや飛距離が出しづらくなった事や回転性能が更に減退している為、スピードや弾道が更に特徴的になったラバーですね
ソフトスポンジタイプでは食い込みが強すぎる事や球威の面で物足りない部分が出てきてしまいますが、このV>01stiffはプラスチックボール時では打球感が硬くなりすぎない「45.0°」という、硬度の影響で程よい打球感となっています 回転性能で厳しいものはあるものの、スピード性能が良好なので、スピードタイプのテンションラバー という印象ですね V>01と比較するとラケットの選択肢が増えるラバーです 性能面で気になる部分はあるものの、コストパフォーマンスもドイツテンションラバーとしては良く、スピードと安定性を重視するなら試す価値のあるラバーですね