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日本向仕様 20号スポンジ採用
「紅双喜×NITTAKU キョウヒョウPRO3」

現在はルール改正により、直輸入で紅双喜製を初めとする海外のラバーを使用することが出来るようになりましたが、それ以前は国内メーカーが代理店として販売している物を使用する事でしか、海外の用具を公式試合で使用することは困難でした(ラケットの場合は現在でも刻印がない場合は使用する際に許可を得る必要があります) 紅双喜は長年「NITTAKU」と代理店契約を結んでおり、様々な中国ラバーをラインナップしています 現在では共同開発によるラバーで、日本と中国のよいところを取り込んだラバーなどが登場してきていますね 今回の「キョウヒョウPRO3」は紅双喜では「省狂」に採用されている「20号スポンジ」を搭載したバージョンですが、日本仕様ということで、ソフトで球持ちがかなり良くなっているラバーです これにより非常に回転をかけやすいラバーとなっています

  

パッケージは中国のキョウヒョウ(普狂)の物をベースにカラーリングを替えたパッケージとなっています デザインなどの変更は殆どないですね 日本仕様、ということで「JTTAA」のマーク等が追加されている程度です

    

シートに管理番号は無いタイプですね 管理番号が登場する以前から登場しているロングセラーの為、このデザインとなっています 中国版の物は管理番号が採用されているキョウヒョウが登場しているので、今後仕様が変わる可能性はありますね「JTTAA」「NITTAKU」のマークが、国内仕様バージョンである事を証明しています シートの品質はかなり良く、ムラが均一で中国ラバーの中ではかなりの品質の良さがうかがえます  とはいえ 「省狂」も省用ラバーなので、品質はいいんですけどね 中国製でここまで均一の粘着はかなり少ないです 紅双喜は中国メーカーの中でもトップですが、日本 仕様ということで更に厳しい管理を行っている事はラバーを見て納得ですね

特長的なのは中国では硬度が1度単位で分けられていましたが、キョウヒョウPROでは硬度は「39±2」となっている事です アジャストが採用されているのは驚きです そのせいか、同じ「39度」の「省狂」と比較すると、食い込みの度合いはこちらの方がかなり強い印象ですね 球持ちが良いので、食い込ませて回転をかける事が容易になっています 反面、反発力が「省狂」に比べて弱めで、自力で飛ばす必要があるラバーとなっています 素材系のような硬めのラバーと合わせる場合はこちらの方が合わせやすいですね

中国ラバー屈指の回転・スピード両方の性能が高いキョウヒョウですが、キョウヒョウPROに関しては食い込んだ後に飛び出さないので、省狂より扱いやすさと回転の安定感が際立つ印象です それに加えて若干重量が軽いですね 省狂は若干スポンジが重く硬いので、より重いボールを打つのに適している印象です それに対しキョウヒョウPROは連続してドライブを打ち続けた際にボールが安定する印象ですかね 台上でも打球が容易なので、パワーよりも早い打点で打ち続けるようなタイプに合っているラバーですね 回転の不規則性が中国直輸入版のラバーと比較すると国内仕様版は少なく、これにより安定したドライブやサーブ・カット等が出来る印象です 意図しないボールが少なくなるので、よくある「揺れ球」が国内仕様版に関しては直輸入盤より少ない印象でした ですが、安定して強い回転がかけられることは大きいですね 中国ラバーの中でも品質は非常に高いですし、個体差が少ない事も使いやすさに繫がっている印象です

攻撃性は省狂の方が上に感じましたが、安定性はキョウヒョウPROでしたね 昔からある粘着ラバーが更に安定している印象でした 打っていて安心感がありますね 食い込みがかなりあるので、中国ラバー=硬い はあまり感じませんでした 直輸入版を使用した後打ってみると軟らかすぎると感じる位です これでもう少し反発力が強いと更に隙が無いんですけどねえ ラケットによるスピード性能の底上げは必須ですね 木材系でスピードを出すにはかなり力が要りますね 幸い重量が若干軽めなので、重めのラケットでも使用できることはバランス面では大きいです 安定性と回転量が非常に特徴的な日本仕様キョウヒョウでした

 

 

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