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重量級+高反発「DONIC PERSSON CFZ」 前期

強烈な両ハンド攻撃を武器に世界選手権チャンピオンとなったスウェーデンのレジェンド選手「J・PERSSON(J・パーソン)」の名を冠したラケットの一つである「PERSSON CFZ」です アペルグレン・ワルドナー両氏の名を冠したCFZラケットシリーズの中では最も弾むモデルとなっています

  

2024年11月のDONIC JAPANのカタログでは掲載が無い状態です その為廃盤の可能性が高いラケットとなっています 尚、海外ではワルドナーCFZの後期版の様にプリントが施されています またグリップのカラーリングも若干変更されている様です 合板構成は木材5枚+CFZ2枚のアウター仕様です 板厚は6.9㎜となっています

  

  

特殊素材系のラケットは総じて重量が重くなる傾向ではありますが、この個体ではかなり重量があり、100gオーバーとなっています その為、総重量がネックとなるラケットです グリップサイズは「102×26㎜」 となってます 細身で丸みのあるSTグリップはかなり握りやすいですね

打球感はメーカー表記では「MIDDLE+」となっていますが、特殊素材系特有の硬さを有しながらもカーボン色が極端に強いタイプでは無い印象を受けます が、アペルグレンCFZの様なフィーリングは無く、カーボン色の強い反発力とアウターで板厚が厚めのラケットらしい非常に良く弾むラケットに仕上がっていますね 特徴としては素材の感触がかなりあるラケットではありますが、カーボン単体のアウターと比較するとフィーリングがややソフトであり、ここが「ミドル+」という評価に繋がっている印象です その為やや硬さのあるラバーと合わせた際にもバランスが取れるラケットとなっています やや響くものの金属的な部分は抑えられている打球感です 球離れは早いものの先の通り極端に飛び過ぎる というのは抑えられている為、高反発なラケットとしては意外にも回転かけやすいラケットではありますね とはいえ高反発なラケットでありますので、先の重量もありしっかりと振り切るにはかなり難度の高いラケットとなってます

ラケットの反発と球離れの優秀さがあるので、ソフトで反発を抑えたコントロールタイプのラバーと合わせた場合でも回転をかけてしっかりと飛ばせる弾性は確保できています ラケットの重量がネックではあるのでラバーの重量と硬度でバランスを取る必要があるラケットですね アウター系でよく飛ぶラケットですがフィーリングがこういうタイプのラケットしては硬すぎないのが利点です また、表ソフトとも合わせやすく、ラケットの性能もあってかなりスピード性能を確保する事が可能です この場合はかなり飛距離が出る為、台に近い位置での打球にはかなり飛距離に気を使う組み合わせですが、打ち抜けるスピード性能が魅力の組み合わせとなってきます

粒の様な異質タイプの場合ではラケットの特性上、守備的な部分よりも攻撃的な部分を重視する組み合わせとなります また、OXの様なラバーと合わせる場合にはラケットの素材特有の硬質な打球感を前面に手で受ける事になる為、かなり手に響く印象です 響きの強さがかなりネックとなっていますが、アウターで高反発ですから、素材の部分が前面に出てくるのは仕方がない所ですかね 後はバランスがラケットの重量があるので、総重量を抑える事は難しくなってきます 威力を重視する異質スタイル となりますね

かなりラケットに重量があるので、パワーヒッター向けのラケットですが、この手のタイプとしては硬すぎる事は無いです アウター高反発のラケットで回転をしっかりとかけていけるというのは良いですね またラバーが軽いラージ用ラバーと組み合わせると反発と回転のかけやすさを損ねずに反発力・飛距離の確保や打球感のバランス、重量が軽くなりすぎないというメリットがあります 硬めのラバーともバランスが取りやすい打球感ではあるんですが総重量の問題が特に大きいですね かなり重量感のあるラケットですので、両面にトップ仕様のラバーとなるとかなり負担の大きい組み合わせとなってきます ラケットとしては優秀なのですが、重量が・・・ というラケットですね 組み合合わせの選択肢が多いラケットですが、ここは残念です コストパフォーマンスは非常に良いですが、パワー重視で重量のあるラケットを という様なものですね

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