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省仕様スポンジを採用 変化性能を落さずに弾性等が向上
「巨龍 612 フレンドシップスポンジ」 1.5 40度

半粒という特殊なラバーの中においても非常にクセがあるラバー「612」ですが種類は非常に多く、使い易さが向上したバージョンも登場する様になってきました このバージョンは大手中国メーカー「729(フレンドシップ)」のスポンジを採用しており、安定した弾みや飛ばし易さ、ブロック時の安定性等が特徴となっています

 

  

このバージョンではパッケージではなく、袋に硬度のシールが貼られているのみのものとなってます スポンジはオレンジ色で気泡はないです スポンジ硬度はスポンジには直接印刷されていませんが「40度」となっています フレンドシップのスポンジ硬度40度は紅双喜の40度と異なり、軟らかいタイプですね 打球時に少し食い込みがあります オレンジ系のスポンジに薄く赤で印刷されているので分かり辛いですが「特用海綿」と印刷されています スポンジの厚さは「1.5mm」となってますね

    

シートの質感や粒形状等は大きな変更は無いです 特徴的なのは先に書いた通り、フレンドシップ社の省グレードに相当するスポンジを採用している という事ですね 1.5mmという厚さですが、弾性は良好で球離れはなかなか良いです 少しソフトなので食い込みがあるものの、ブロックや変化を活かすタイプの612としては打ちやすくなっています 一部の比較的新しいバージョンに関しては滑りが軽減されている為、かなり使い易くなっているのは大きいですね 均一的な弾みでバラつきは少なく、コントロール性能がかなり良くなっています

変化系表ソフトとしては攻守のバランスが非常に良く、612の特徴でもある「変化幅」の代償として発生する、弾みの不規則さや滑りの強さ等の「クセ」これが大きく改善されています 612の特性である変化幅を活かしながら、表ソフトらしい球離れや直線的な弾道が加わっている印象です レシーブ・ブロック時の安定性が大幅に向上しているのは特に大きいですね 返球に関しては粒高寄りのスペックであったサンプル版も良好でしたが「半粒」という点ではフレンドシップ省スポンジ版の方が完成度が高いですね

従来型の612の特徴である非常に硬いスポンジに已打底といった仕様は重量等の面も含めて組合せがネックとなるラバーですが、フレンドシップ省スポンジ版ではフレンドシップのラバーの特徴でもある「使い易さ」が加わっています 程よい軟らかさに球離れの良さがあり、612の変化幅と飛ばし易さのバランスが良いですね フレンドシップの半粒としては非常にスペックの高い「563」がありますが、この563と比較をすると変化幅は大きく、少し球離れは早めです 表ソフト・粒高 どちらかのスペックに偏る という事はなく「半粒」としての完成度を高めたラバーとなっていますね 入手が難しい事やコスト面がネックとなってきますが、612の系統としては非常に優れた物に仕上がっています

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