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メーカーのイメージを覆す抜群の弾みと硬さ
「729 729-08ES 省用」 2.15 49度

「729」のラバーというと「使いやすい」「ソフト」な印象が先ず来るんですが、この「729-08ES省用」はイメージが大きく変わる性能を持っています

 

729-08es 省用 (3)   729-08es 省用 (4)

 

ノーマルの「729‐08ES」は赤いパッケージ+已打底でしたが、省用バージョンは水色のパッケージ+未打底です 厚さは2.15mm及び2.1mm 硬度は45 47 49 の三種類がラインナップされています 今回は一番硬い「49度」を使用しましたが、「729」のイメージが180度変わる極めて硬いスポンジと未打底最速クラスのスピード性能は驚きです 球の離れが良くなり、さすが「省用」といった印象です

 

729-08es 省用 (1)   729-08es 省用 (2)

 

強い粘着が均一よく出ています この辺の質感は「省用」らしいですね 紅双喜と比較すると729の方が弾性が強く、スピードはこちらの方が出る印象ですね 紅双喜のシートの方が回転性能は非常に優れています この「729-08ES」のシートは硬めで、引っ掛けて回転をかけるよりは食い込ませて回転をかけるタイプですがスポンジが非常に硬い為、フルに回転性能を引き出すにはかなり力がいる印象でした  非常に回転を引き出すのが難しいラバーです バリバリのパワーヒッター仕様ですね

 

硬めの木材合板(STIGA ローズウッドNCT V)での使用でしたがここまでハードだとは思っていなかった為、非常に打球感が硬く、使いづらい印象がありましたねえ 軽い力で食い込んでくれないラバーなので、軽・中打のようなつなぐプレーでの回転が非常にやりづらいラバーでした 手抜きが出来ないラバーですね 常に強くいかないと性能が引き出せない印象です これだけの硬さの為強いあたりにも負けないラバーで、食い込ませる事が出来ると抜群のスピードが反発によって答えてくれます ドライブも同様で、「いかに食い込ませる事が出来るか」という事が重要になるラバーですね 軽い打球では「スピードが出るな」位しか体感できないので、しっかりとフルスイングすることでこのラバー本来の性能が出てくる印象でした

 

ドライブは非常に鋭く、低く伸びる弾道で飛ぶので、近年の中国ラバーにしては珍しい、スピードで押していけるラバーです パンチ力があるので、一発強打は魅力ですね それに対し、台上等の軽いタッチが要求される様なプレーでは球が離れないので、小技が非常にやりやすい印象でした 強いボールに対しては強いボールで答えてくれるので、ブロック・カウンター等は非常にスピード感のあるラバーでしたね

 

シートで回転を生み出しづらいのがネックですが、それ以外では抜群の攻撃性能をもったラバーです 非常に力のいるラバーですが、強い力に対してそのまま答えてくれる「ラバーの強さ」が体感できますね 個人的な印象ではペンよりもシェークの方がパワーを伝えやすいラバーでした クセ球は紅双喜に一歩譲るものの、まずまず出ます このスポンジにNEOのシートを組み合わせたらラバーとしては完成されそうですね~ NTでは「郝帥」選手などが使用(2011年現在)しているので、国用は更なる高性能に期待です 使いづらいが性能十分なラバーですね メーカーの「本気」が感じられるラバーでした

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