省仕様スポンジを採用した粒高ラバー「755(SOULMATE)」です 1.0mm(ゴクウス相当)という厚さとしては弾性と球離れの良さが特徴ですね
729(フレンドシップ)の省グレード相当のパッケージは統一化が図られている様で、このシンプルなパッケージとスポンジに省相当のスタンプがあるのが見た目で分かる特徴です 802-40(SOULMATE)はスポンジに内蔵タイプの已打底を採用していましたが、755等、他のSOULMATEスポンジは未打底となっています(御提供頂いた分に関しては)
シートの質感は802-40程の良さは見受けられませんが、まずまず良い印象を受けます 元々の755(755-2含め)は普及価格帯の粒高ラバーで、質感としては価格相応だったので、グレードを上げた事で品質面には違いは出ています 粒はやや細めで軟らかいタイプですね
普及タイプと大きく異なる点としてはタイトルや冒頭でも書いていますが「弾性」「球離れ」です 特に球離れは非常に良く、厚く当てると表ソフトの様な直線的でシャープな飛び方をします また弾性ですが「1.0mm」という厚さを考慮しても弾性は良く、球離れの良さもあって攻撃的なボールが打ちやすくなっています 厚く当ててスポンジで弾く事で、スピードのあるボールが打てる粒高です 粒高の性質としては「キレ重視」で、変化幅は大幅ではないですね
カットではキレの良さを活かしたボールが出しやすい印象ですね 変化の幅は抑え目となりますが、切れ味の良さが特徴です ただし、厚く当たりすぎるとスポンジの弾性が影響し、ボールが失速せずに飛距離が伸びてしまう為、シビアなコントロールが要求される印象ですね スポンジに当て過ぎないようにカットし、粒を倒す事で失速させる事は可能ですが、細かな角度調整や当て方が要求されます 難しさはあるものの、表ソフトの様な直線的で早いボールやしっかりと粒を倒してカットした強い下回転等、極端な球質の変化を付ける事が可能になっている印象ですね
粒高としてはクセの少ないタイプですが「飛び」「球離れ」ここが好みの分かれる所ですね 粒高としては攻撃性が高く、弾き易さやスピード性能・弾道等が大きな特徴です カットでは細かな調整が必要ですが、キレ重視で低く、直線的な球筋が特徴のカットとなります 1.0mmというスポンジの厚さとしては非常に良く弾むのでプッシュやハーフボレー、台上から攻撃的なレシーブの際に威力を発揮します 変化幅を重視するタイプではないですが、打てる粒高としては優秀ですね 従来型の755に攻撃力とキレを更にアップさせた粒高ラバーとなっています