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回転性能重視+ややソフトなレッドスポンジ
テンションとしては弾性控えめ
「TSP スピンピップスレッド」

今までは「ヤマト卓球」であった社名が「VICTAS」と社名が変更されました その「VICTAS」からラインナップされている「TSP」ブランドの表ソフトラバー「スピンピップスレッド」です ベースの表ソフトがロングセラー表ソフトである「スピンピップス」にテンションを施した新しいスピンピップスとなっています 大幅では無いですが、弾性の向上が図られています

  

パッケージは「レッドスポンジ」のカラーリングを採用した物となっています シンプルですね ラバーは日本製でややソフトなレッドスポンジです 硬度は「40°±3」となっています スペクトルレッドと同様のスポンジですかね 打球感はシートの関係上、スペクトルレッドの方が少し硬質です スピンピップスレッドは現行のスーパースピンピップスと比較をすると、スペック上では大幅にスピード性能が強化されていますが、テンション系としてみた場合は控えめで弾性は程々に良い といった印象です 球持ちの良い打球感で、テンション系の非常にスピードが出る といったラバーでは無いです

  

太目の粒に横目の粒は配列、間隔が詰まった粒の配置は典型的な回転系表の設計ですね 実際に回転性能は非常に高く、回転のかけやすさも特徴です ナックル性能は厳しいですね プラスチックボールによって回転量が大きく減退しているので、表ソフトの場合は更に回転性能の高い表ソフト というのは選択肢が狭くなってしまいますが「スピンピップス」の名が冠されている通りのスペックは有しています

ベースのスピンピップスの弾性では流石に厳しいですが、スピンピップスレッドによって弾性のアップは成功しています ですがこれは先述した通り、現行モデルでベースとなっている非テンション表ソフト「スーパースピンピップスと比較して」という前提が付きます ドイツテンションや他社の日本製テンションの表ソフトと比較をすると、弾性の面では圧倒的に不利ですね その為、打ちぬくスピードボール というのは厳しい印象を受けます 特にハードヒット時にラバーが食い込んだ後、弾き出す反発力がそれ程高いラバーでは無いので、回転と上手く組み合わせてプレーを組み立てる表ソフトですね ラバーが軟らかめなので、硬く、反発力のあるラケットと組み合わせる事でバランスは取り易くなります ラバーに硬さを求める場合は硬いブルースポンジバージョンである「スピンピップスブルー」が選択肢に入ってきます

テンション化により、弾性をアップさせているスピンピップス という印象そのままのラバーですが、もう少し弾性が欲しい所ですね 反発力や球離れは「テンション」と付くラバーとしては物足りない印象です 弾性に関してはラケットで調整する必要がありますが、高い回転性能が魅力ですね スピンピップスの名に恥じない優秀な回転性能を有しています 滑りが皆無で使い易い表ソフトです 非テンションラバーからのテンションへと移行していく表ソフトとしても良いラバーですね コスト面もテンション系としては安価なので優秀ですね

 

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