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バイオテック搭載ながら硬めで弾きが良い
「PALIO POWER DRAGON」2.0mm 36-38度

BIOTECHを搭載した表ソフトは「FLYING DRAGON」とこの「POWER DRAGON」が現在登場しています ソフトな表ソフトであった「FLYING DRAGON」に対し、「POWER DRAGON」は硬いスポンジで中国ラバーの質感を色濃く残した表ソフトになってますね 王道的な中国表に比べ、弾みが良くなっています

 

POWER DRAGON (1)   POWER DRAGON (3)

 

「FLYING DRAGON」が黒ベースのパッケージに対して「POWER DRAGON」は白ベースになっています パッケージ自体はシンプルですね パッケージだけでなくラバーも対極的な仕様で、BIOTECHらしいソフトで球持ちが良かった「FLYING DRAGON」と比べると、「POWER DRAGON」は従来の中国製表に近い、ハードで硬い打球感となっています 同じ硬度ですが(36-38度)かなり印象の異なるラバーとなっていますね

 

POWER DRAGON (5)   POWER DRAGON (4)

 

「FLYING DRAGON」は縦目に対して「POWER DRAGON」は横目です 質感はこちらの方が中国製らしいですね 粒はそれほど太くは感じませんが、密集しています 布目はそれほど強くないですね 形状は台形+円柱です 紅双喜のようなカチカチのスポンジではないので、硬めの打球感ながら扱いやすい印象でした メーカーが「2.0mm」までしか展開していないようなのは残念ですねえ 球離れもそれほど悪くないので、使い勝手の良い印象が先に来ましたね

 

回転系の印象ですが、回転よりも変化が印象的でした 回転性能はまずまずで、中国系の表らしさはありますね 個人的にはもうちょっと粒に引っかかりが欲しい印象です 「FLYING DRAGON」のようなふわっとした球質ではなく、直線的でシャープな弾道です ただ、木材のみでは厚さの関係もあり、スピードに関しては物足りない印象です 当初は七枚合板(PRO-7)で使用していましたが、弾みに関しては厳しい物がありました 厚さとラバーの性質からバックでのカットショートやブロック等はかなり安定します 安定性は抜群ですね その後、カーボンラケットに変更(プリモラッツカーボン)して使用するとスピードに関してはかなり解消されました 2.2mmがあれば尚いいんですけどねぇ ボール自体は鋭い直線的な弾道になるので、カーボン系のような硬めの方が個人的には好みの球質ですね

 

「FLYING DRAGON」に比べて、こちらの方が使い勝手がいい印象ですね 強いボールが出しやすいですし、ラケットによって用途を変えやすいのもグッドです 中国表ユーザーには従来の打球感を損ねず、非テンション中国表より弾みをプラスしたい方向けですね 回転性能がもう少しあるとバランスいいんですけどねえ 布目があまりないので、擦りづらかった印象がありましたね なのでドライブが・・・・ 回転系のプレーにやや難ありかなあ という印象です かからないわけではないんですけどね 滑りがあまりないので、総じて使いやすいラバーです

 

異質でバックにバランスを求める方向けですかね フォアでも適性はありますが、厚さがなあ 2.0mmでも弾みは悪くないですが、ちょっとボールが軽いです ラケット次第ですね スピード性能はなかなか良いので、素材系ラケットであればかなり攻撃的なボールが放てます 変化を重視するなら木材ラケットの方がコントロールが非常によくなるので、意図的に変化がつけやすくなりますね クセがない割に色々な事が出来る、なかなか便利なラバーでした

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