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高い人気を誇る高性能選手モデル
「バタフライ ティモボル・ALC」

卓球界を代表するドイツのトッププレーヤー「ティモ・ボル」選手の名を冠する「ティモボルブレードシリーズ」から、ボル選手自身も使用する「アリレートカーボン」搭載ラケット「ティモボル・ALC」です 長く人気のモデルであった「ティモボルスピリット」の後発モデルですが、このモデルもティモボルスピリット同様にトップ選手が多数使用しており、性能・実績の面でも認知度の高いラケットです

ティモボルALC (4)  ティモボルALC (5)

ブレードサイズはメーカー数値で「157×150mm」 グリップサイズが「100×24mm」となっています ティモボルスピリットのグリップはかなり太い物でしたが、ティモボル・ALCでは細身のグリップに仕様が変更されていますね このグリップにより、手が小さくても握りやすい様になっています 板厚が「5.7mm」とやや薄めです 数値だけで言うとティモボルスピリットとほとんど同じですが、実際にはこちらの方が全体的にシェイプされてシャープな外観になったような印象を受けますね 「洗練された」といった感じでしょうか 合板構成はベーシックな「5+2枚」です 同社は基本的にはこの構成ですね

ティモボルALC (2)  ティモボルALC (1)

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ストレート以上にフレアのグリップは握ってみて細さを実感しますね その為ジュニア・レディース選手にも握りやすいグリップです STIGAの様な太いグリップとは対極に位置しています メーカ表記では「ソフト」となっていますが、実際には結構「ALC」の「カーボン」的な部分が強い印象でしたね 板が薄いこととグリップが空洞である事等も影響していますが、打球感は硬質で手に響きます 廃盤になりましたが「張継科」の方がグリップも太いですし、空洞ではないので響きは少ないです その為「ティモボル・ALC」の方が平均が「84g±」とある通り、若干軽量ですね 弾性はメーカー表記で「ミッドファースト」となっていますが、これはその通り といった丁度良い弾性で、弾きと飛距離のバランスが非常に良いですね テンションラバーを貼った際に極端に飛び過ぎる といった事が無いラケットです 飛び方に関しては抜群の安定性と弾性です 特殊素材らしさは強いものの、軽量で振りぬきやすいラケットなので使いやすいラケットという印象です

高い相性を持っているのはやはり同社のラバー「テナジー」シリーズが筆頭ですね 特に「05」との相性は抜群です 「64」の場合は球離れが早いラバーである事と「ティモボル・ALC」の素材感の強さがあるので、打球感に好みが分かれる印象ですね 少しソフトで食い込ませやすいラバーの方がラケットとのバランスが良好です 粘着ラバーの場合は「NEO」や「粘着テンション」の様な食い込ませやすいラバーや硬度を落とした方がベターですね 非テンションの粘着では厳しい打球感です 粘着系では弾性不足が目立つので、ラバーにある程度弾性のあるタイプを選択する必要がありますね  少し硬質で弾きやすいので「表ソフト」との相性も良く、特にテンションはソフトなものが多いですから、総じて相性は良いものが多い印象でしたね

カーボンらしさがややあるものの、それ以外は無駄が無くバランスの良いラケットです ラバーの相性をほとんど選ばない汎用の高さも優れています 特にグリップが秀逸で、かなりフィット感が良いですね 浅く握っても深く握っても握りやすいグリップです 後は特殊素材としては「軽量」である といった点もグッドです 隙が無いラケットではありますが、強いて言うなら「打球感」でしょうか 意外にも素材感が強く、弾き出す際に響く打球感をしているので、ここが好みが分かれる所です ラバーで打球感は調整できる範囲なので、それ程ネックにはならないですが、打球感に気を使っている場合は注意が必要です

前モデルからやや値上げ ということでコストパフォーマンス面で後退しましたが、トータルバランスの良いラケットです 軽量化はラバーの重量が増加している事を考えると自然な流れですね 後はボル選手を始めとした多数のトップ選手が使用しているという、圧倒的な「実績」 これがこのラケットの性能を物語っています 無駄が無く実践的なラケットです もう少し「ソフトであって欲しかった」という事が気になった点ですかね 個体差も少ないですし、失敗の少ないラケットですね

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