攻撃型カットラケットの先駆け「バタフライ ダイオード」

昔のカットマンというと「ひたすら粘る」というのが、一般的でしたが、80年代後半くらいから積極的に攻撃をするカットマンが増えてきます 少し前に元中国代表(現在はイギリス在住 イングランド代表経験もあり)の「陳新華」選手がアクロバティックなプレーと豪快な三球目攻撃を行っていましたが、当時としてはかなり珍しいタイプの選手でしたね~ 現在では当たり前になったカットマンの攻撃ですが、用具も「弾まない」物が当時は主流でした この「ダイオード」は攻撃も視野に入れたカットラケットとして、当時の卓球界では革新的なラケットともいえますね

 

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プリントがバタフライの新ロゴのため、後発のモデルです ブレードサイズは「166×155mm」で、最近のカットラケットに近いサイズですね 厚さは約5.8mm位です 合板構成は五枚で、構成だけみるとベーシックな感じですかね こちらの方が「レトリーバ」と比較するとシャープな印象を受けるラケットです  攻撃とのバランスをとるために設計されているのがよくわかります

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グリップは約「100mm」ですが、コレ元々はフレアを削ってこのような形状にしています(-。-;) 理由はただ単に「ストレートがなかった」というだけですが・・・・ それほど目立つデザインのグリップではなかったので、削った後以外はいたって普通です

当時の一般的なカットラケットと比べかなり小さく、振りぬきやすいラケットとなってます ボールを吸収して確実に返球するタイプのラケットと比べ、少し打球感が硬く反発を持たせているのが一番の特徴ですね 現行で販売されている「チュセヒュク」の原型となったモデルというだけあり、攻撃を多用するタイプのカットマンに広く受け入れられた理由がわかります

このラケットは当時だと元北朝鮮代表の「リ・グンサン」氏が確か使用してましたね 無尽蔵のスタミナとコートをとても広く使うプレーが非常に印象的でした 今どうしているんだろう?? 当時好んで使われた組み合わせが「グルー+タキネスD」や後に登場する「タキファイアD」等も結構使われてましたね カット用も特殊素材が珍しくなくなっていますが、このようなベーシックなラケットはやはり使いやすいですね 長く使えるラケットだと思います しかし、グルー時代にこの「飛ぶラケット」でカット&攻撃していたので、ボールコントロールが大変だろうなあ、と思いました  攻撃型カットマンにいち早く合わせた、新しいラケットでしたね