ニッタクの表ソフト「ハモンドFA」を改良したバージョンである「ハモンドFAスピード」ですが、性能面では全てにおいてノーマルを大きく上回る性能となっています。 単なる「スピードアップ」にとどまらず弾性の飛躍的向上、回転性能の増大等、表ソフトに求められるほぼ全ての性能を手に入れているラバーに仕上がってます
パッケージはノーマルと似ていますがこちらのほうがシャープな印象を受けます。 ニッタクの技術である「IE」を搭載した表ソフトですね。「IE」とは「Integrated Energy」の略でラバーのシールに「エネルギー集約型」と書いてます。 コレは「テンション」ではなく、ゴムの比率を高弾性より上げてあるラバーですね。 この技術により、テンションではないラバーでありながら非常に高い弾性を獲得しています
質感のほうは「テンション系」と違い、あまりツヤがありません スポンジが柔らかくて弾力のある感じです。 打ってみると非常に球離れが速く、とても直線的なボールが飛んでいきますね。 初速性能はかなり高いです。 テンションとの最大の違いは打球感で、テンションのように「当てるだけで飛ぶ」感じではなく「掴んでから飛ぶ」感じが個人的にはします。 グルー塗った感じに似ているのはこのラバーですね。 打球時にボールが割れるような炸裂音がするのも特徴的です。
かなりの弾みの割にボールをつかめるので、しっかりと自分で弾く感覚がこのラバーはします。 テンション系だと細かな処理にも苦労しますが、このラバーだと強い力に対してボールが飛ぶので、台上処理などは力加減の調整でカバーできますね。 少し力が入りすぎると距離が出すぎるなどはありますが・・・・・ なので回転のかかったボールなどに対しての処理が一番調整に苦労しました。 すべりがあまりないため使いやすいほうに入りますね。
回転性能はメーカースペックによると「6.5」ですが、コレはスペック以上かもしれません。 スピード形でありながら思ったより回転がかかるので、コレには驚きましたね。 なので、ドライブなども十分な回転が出せます。 スピード系ながらナックル性能は少し落ちますねえ ですが、スピード性能と回転性能がこれをカバーしているので、シャープな速いナックルが飛ぶ感じでしょうかね。 重たく揺れるナックルではなかったです。
テンション系の飛ぶ打球感より個人的にはこちらのほうが昔のグルーで貼った状態のイメージに近かったですね。 掴んで飛ばす感じが弾む割にコントロールしやすかったです。 ショートなどは弾むので慣れが必要ですが、このスピード性能と高い回転性能は魅力ですね。 木材のみでも十分スピードは出ると思います これはスゴイですよ