クセを抑え、弾性と回転を大幅強化「ニッタク モリストSP AX」

ロングセラードイツテンション表として、スピード・回転・変化のバランスの良さが特徴である「モリストSP」を更に攻撃的なスペックへと引き上げたバージョンである「モリストSP AX」です 弾性と回転性能が大幅に引き上げられている事が特徴で、威力を重視した表ソフトに仕上がっています

  

パッケージは従来のモリストSPと比較すると青系で落ち着いたカラーリングとなっています 粒の配列はモリストSPが「縦目」なのに対し、モリストSP AXでは「横目」となっている点が大きな特徴です 摩擦力の高い粒となっており、回転性能が大幅に向上した印象です 粒はモリストSPよりも更に太く間隔が詰まっている印象 回転系表らしいものとなっています

  

スポンジ硬度はニッタク基準で「30.0°」となっています ドイツスポンジ硬度としては「40.0°」という扱いとなっている様ですね 打球感はシートの影響かモリストSP AXの方が硬質で球離れが良く、弾きの強さが目立つものとなっています 非常に直線的な弾道で、スピード性能は非常に高いラバーです かなり飛距離もでますね スペック表ではモリストと比較するとスピード・回転共にモリストSP AXの方が向上している事になってますね

モリストSPが表ソフトとしてはトータルバランスに優れたスペックであるのに対し、モリストSP AXでは表ソフトに求められる「ナックル」の変化が抑えた代わりにスピードや回転性能が非常にアップしています これにより超攻撃的な表ソフトとなっている印象です ドイツ系表ソフトとしては打球時に食い込みが抑えられている事や球離れの良さがある事でコンパクトなスイングでピッチを重視した打球であっても非常にスピードのあるボールを打って行く事が可能です 弾道がシャープで直線的ですね 回転性能はメーカーが謳う「噛み付く表ソフト」という表現の通り、かなりシートの引っ掛かりが強く、回転のかけやすいタイプです が、弾性が際立っている為飛び出しが早い点がネックです ドライブのコントロールが難しく、ループ系の場合には飛び出しに気を使う印象ですね これは台上やサーブ等細かな部分でも同様です 非常に弾み、飛び出すのでシビアなタッチが要求されます

非常に弾性が優れているのでブロックやカウンター等で攻撃性の高いボールを打つことが可能です、その際にドイツ系表ソフトに多い「37.5°」のスポンジではやや食い込みの強さがネックとなる事がありましたが、スポンジが硬質で食い込みが減退した事でブロック時に潰れすぎない様になっています 硬さと飛び出しの早さが良い方に作用しています 非常に飛距離が出る為、このあたりの修正は必要ですね

際立った攻撃性能を有したテンション表ソフトで、非常に優れたスピード性能と回転性能を有した表ソフトとなっています ドイツ系表ソフトとしては硬さが出ているので、ハードヒット時に食い込みすぎる事がなく、弾き易さのある印象です サーブやドライブ等、回転系の技術を細かくコントロールする際に非常に飛び出しが強い点があるので、扱いの難しい表ソフトですが、回転性能は非常に高いものとなってます 打ち抜ける際立ったスピード性能とこの回転性能は魅力といえますね ネックとなるのは飛び過ぎることですかね 抜群に弾みの良さがある反面、コントロールが難しくなります 特殊素材系で使用する場合には特に注意が必要です 台上やサーブ等は短く返球することの難度がかなり上がる為、ラケットとのバランスは重要ですね コストパフォーマンスは表ソフトとしてはかなり高価格帯に位置するラバーですが耐久性は比較的良く、弾性の劣化も急激ではないのは良いです 表ソフトの「変化」も含めたバランスを求めるタイプのラバーでは無いですが、攻撃的なボールを重視するラバーとしては回転とスピードがずば抜けているラバーではあるので、コントロールを犠牲にしててでも攻撃力を優先するラバーです