十数年前の現役当時に使っていた「JUIC 889」はこの「GLOBE」社が提供していた表ソフトです。そのときのおもな使用者は「陳龍燦」元五輪金メダリストです。 自分も購入理由が「金メダリストが使ってるから、いいに違いない!」という、いかにも子供の考えそーな理由で使ってみることにしたのですが・・・・・ とにかく癖が強くて難しいということしか覚えていないですね 慣れるまで調子を崩し、諦めそうに何度なったか・・・・ しかし慣れると強烈な回転と重いナックルが最大の武器となりました。 その「889」の派生タイプということで、最大の期待を持って望みましたが・・・・・・
緑を基調としたおとなしめではありますが、おしゃれなパッケージです。 GLOBEの中国名は「天津杯球(はいと言う字が日本にないので、代替で使用)」です。代表的なラバーとしては「999」が有名ですよね。80年代後半から90年代前半くらいは中国のトップ選手は使用していました 「馬琳」選手が「シドニ~アテネ」五輪位までは使用していたという情報もありますね
スポンジは「日本スポンジ」と「中国スポンジ」があります。「日本スポンジ」は「中国スポンジ」に比べ、代金がなんと二倍(!)です。 「made in japan」強し・・・・ 硬度は35度で厚さは特厚です。 スポンジは相当柔らかく、軽く押すだけでぐにゃりと食い込んでしまいます。 反発力は特厚とは思えないほど弱く、表ソフトで打っている感覚が弱かったですね 球離れはかなり遅いですね。 ボールが食い込んでとぶ分、コントロールはしやすいですが、強打したときに飛距離が出ないです・・・ 下がらされるとちょっと厳しかったですね 全力で振ってもボールが飛んでいかないです(-“-;A
見た目は典型的な中国の回転系表ソフトです。 ただ、スポンジが日本製なので相当柔らかいです。「紅双喜」の表ソフトとは対極の打球感ですね。 粒は太いです。配列は横目で布目は強く、回転がかけやすそうな設計です。実際、回転はかけやすかったです ロゴ部分は「天津 環球」と書いてありますが会社名は「天津 杯球」です。 ここは紛らわしいです
肝心の性能はといいますと「中途半端」な感が強く、過去の「889」とはかけ離れた印象です。期待が大きかっただけに、肩透かし感が強いですね~ がっくし・・・・・ でした(´□`。) ラケットは「ポイントカーボン」で使用しましが、あまりあわない印象でしたね 硬いカーボンラケットなどにはちょうどいい感じな気がします。 回転もかけやすいですが回転力は中の上、程度ですね
「超音速」のような強烈な回転力には及ばないです。 スピードはいうに及ばず・・・・ ただ打球感がソフトで球持ちがかなりよいので、コントロール重視+回転を求めるならいいかも・・・・ 表特厚初心者向けですね~ もしくは安定を求める方向けです
う~ん、グルーがないと厳しい・・・・・というのがこのラバーの率直な感想でした。 「中国スポンジ」がたしか40度だったので、そちらがどうなるか試してみたいと思います。 「889」の系列、ということで相当の期待をしていたんですが、一度使用しただけでお蔵入りという悲しい結果となってしまいました。 スポンジが弱く、皮膜をはがししていたらスポンジが細かくやぶれてしまったので、このへんが「日本スポンジらしい」といった所でしょうか やはり「中国表らしさ」がかなり抑えられているのはネックでしたね