ヨーロッパ老舗メーカー「STIGA」の技術である「ACS」を搭載した表ソフト「radical」です。 同社の表ソフトは「clippa」や「ナノテク」系の技術が導入されている「royal」等があります。 この「radical」は性質が「clippa」とよく似ており、打球感が非常にソフトで球もちが良い物となっています
シンプルで控えめなデザインのパッケージですが、おしゃれなパッケージに仕上がってます。 「clippa」では回転系とスピード系の中間的性質、というタイトルで書いていましたが、「radical」も同様な感じですね。 ただしこちらのほうが更に球もちがよく、弾みも控えめになっている感じがしました。 2.0mmという厚さを考慮してもかなり弾みが抑えてある印象ですね。 食い込みの強いラバーです
粒が「clippa」よりも小さいです。 布目はこちらのほうが強いかなあ、という印象ですね。 こちらもclippa同様「日本製」です スポンジが柔らかく、指で軽く押すだけで食い込んでしまいます。 そのため打球感もかなりソフトで、フィーリング重視のラケット(リアロックス)だと、弾性がかなり物足りない印象を受けましたね。 その後、かなり硬質なカーボンラケット(グラファイト)を使用してどうにか・・・・という感じでした。 球を持ちすぎる感じですね
表ソフトにしては球もちが良すぎるので、ハードヒット系の技術にかなり違和感がありました。 強打する際にスポンジが潰れすぎて弾かないため、飛び出すまでに若干タイムラグが生じましたね。 パシッと弾いても飛んでいかないです。 このような性質なので、「ボールを返球する」ということはやりやすいと思います。 飛ぶラバーに慣れていると苦労しますが・・・・
スピード性能は高くなかったですが、回転性能はかなりの物があると感じました。 回転が良くかかり、食い込みのよさも手伝ってかサーブが非常にやりやすかったです。 細かな調整がしやすいので、台上などの技術はかなりやりやすいですね。弾みが抑え目の上に、表ソフトらしいナックルが良く出るので、回転と変化性能は満足いく物でした。
個人的にはフォアで使うより、シェーク選手がバックで使用するためのラバーじゃないかなあ、という印象を受けました。 確実に返球する、ということを考えるとこのラバーはかなりやりやすいですね。 ナックルが良く出る上に柔らかめの打球感でコントロールしやすいため、安定性は高いです。 反面、攻撃性が薄れているのでバックで返球してフォアで決める、という攻撃パターンが基本戦術になりますね
ちょっと球もちが良すぎるので、もっと球離れが欲しかった、というのが本音ですね。 個人的には「clippa」より好きでした コントロールしやすくて変化も出せるので、「攻守」+αな感じのラバーですね 使うラケットによってガラリと印象の変わるラバーでした