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独特の打球感と強いクセ 「ヤサカ ラクザPO」

「ハイブリッドエナジー」という技術をスポンジに搭載した「ラクザシリーズ」の表ソフト「RAKZA PO」(ラクザPO)です 既存の表ソフトには無い、独特な打球感やクセを持っています

ラクザPO   ラクザPO (3)

 

パッケージはラクザシリーズ共通である「白」を基調にした鮮やかな物となってます ラバーはドイツ製との事ですが、質感以外はドイツ製とはかけ離れたラバーですね 打球感はテンションとは違い、ニッタクの「IE」ラバーのような感じです 打球時に思った以上に食い込みがあるので、球離れはかなり遅く感じます

 

ラクザPO (1)   ラクザPO (2)

 

ツヤのあるきれいなシートです 粒はそれほど大きくなく、近年の回転系ラバーとは少し趣が違います 見た目にはすべりが少なそうに見えますが、このシート、かなり「すべる」んですよねえ 打球感が相当柔らかいので、食い込んだ後にそのまま落ちてしまう事が多々ありました テンションではないので、軽いタッチではあまり飛んでいく印象は無いですね 軽・中打のような早いピッチでテンポ良く打球する場合でもある程度振りぬかないとスピードが出ないラバーです 逆を言うとしっかりと打球できれば、スピード性能はかなりの物でした ラバーがかなりシビアな設計な様で、力加減の調整が非常に難しく感じます ラバー本来の性能を出すにはかなりの「慣れ」が必要です
プラスチックボール時においては打球時に多少硬さが出る為、テンション系の表ソフトの中では硬質さが出せる様になっています 打球時の食い込みが軽減されるので、テンション系特有の食い込みが抑えられる様になってますね 弾性は僅かに抑え気味ですが、優秀な弾性をキープしている印象です 変化性能は健在で、質の高いナックルボールとクセのある球質が特徴となってます 回転性能もプラボールによる影響は見られるものの、高い回転性能を引き続きキープしていますね

ボールをつかんで飛ばすので、コントロールはやりやすいですが、変化系表ソフトのような強いクセがある為、かなり「使いにくい」と感じます ここまでクセが強い物は近年では変化系を除いて、珍しいんじゃはないですかね 遅れて飛び出すボールが、前陣でさばくには弾きにくさがかなり先行した印象です 球離れが遅いので、弾いた後に飛び出しますね その為距離が合わず、最初はオーバーがかなり目立っていました 前述の「力加減の調整」の難しさがこれでしたね ボールの質は相当な「クセ球」で、打球時にボールがゆれているのが見えるほどのクセ球は出ています スピード性能は強打できれば問題が無いので、とりづらい球が高速で飛んでいきました ここ最近の表ソフトには見られない強いクセ球ですね

回転性能も非常に良い といいたい所ですが、すべりの影響で、回転をかけることが非常に難しい印象でしたねえ シートで「切る」ようにして回転をかけると、滑ってしまい本来の回転がかからないですし、食い込ませると、飛びすぎて距離が出てしまう・・・・かなり調整が必要になります 一通り試してみて全てで感じた事は「このラバーにいかにして慣れるか」ですね 過去に登場した「ドイツ・日本・中国」どのラバーにも該当しない独特の性能な為、いち早く「ラバーの特徴を掴むか」が非常に重要なラバーでした 最終的にはスポンジか柔らかすぎる事と球持ちが良すぎるので、硬めの特殊素材ラケットで弾きやすさを何とか確保した という感じですね

クセ球に関してはもう「驚異的」といえるんじゃないですかね あそこまでブレる球はここ最近では変化系表以外では見たことが無いです ナックルも重たいですし、打てば揺れる 非常に攻撃的かつ「嫌な」ボールが良く出ます 強打系がやりづらいですがソフトなスポンジなので、カウンター・ブロックをかなり狙いやすいのは大きいですね ラバーに慣れてしまえば、このクセが強力な味方になってくれます 近年の表ソフトは回転がかけやすく、スピードも出しやすいですが、この「クセ」に関しては抑えた物が多いので、非常に個性的な表になってますね 昔からの表ユーザーであれば、このクセはすぐに対応できるのではないでしょうか 欲を言うならスポンジが硬くて、球離れが良いと文句なしですね スピードは出るんですが、食い込みすぎるのは苦手です・・・ ですが、表ソフトらしい球質と強打した時の直線的な弾道、かけづらいものの、回転性能もなかなか良い とバランスよくまとめられているラバーですね 使いやすいとはいえませんが、違いを出せる表ソフトです

 

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