イギリスのメーカー「HALLMARK」社という、日本ではほとんどなじみのないメーカーから発売されている表ソフト「MAGICPIPS」です。 イギリスと言うと中国から国籍を変えた「陳新華」元中国代表や「プリーン」「クック」元代表(正確にはイングランド代表)が90年代前半にはヨーロッパでも結構活躍していましたのでご存じの方も多いのではないでしょうか
黒を基調としたグラデーションがシンプルながらもかっこいいパッケージです。ラバーの質感としては完全に「中国ラバー」ですね 強い回転を生み出すための特徴を備えているシートです 非常に摩擦がおこしやすいので、表ソフトながら抜群の回転性能を有しています。
中国系のラバーを思わせる趣がありますね。 このラバーは卓球再開のかなり初期の段階で購入しました。粒が太めで、布目が強い、配列は横目ですね。 回転系の表によくある設計です。間隔がやや詰まってますね。打ってみるとスポンジがやや硬めということもあり、打球感も中国ラバーに近い印象でした。 スポンジ厚が「2.0mm」までしかなく、ノングルーの現在では物足りないと感じる方もいるかもしれません。 弾道はきれいな直線を描いて飛び、意外に「ちゃんと表ソフト」しています
HALLMARK社のロゴはすごくシンプルですね。 メーカーとラバーの名前だけという、潔いロゴになっております。 ただ意外とロゴの部分が大きいので注意が必要です。 名前だけならもう少し小さくても良いですね 小ぶりなラケットでは意外と面積を取られます このラバー最大の特徴でもある「回転性能」は「魔法の粒」の名に恥じない、表ソフトの中でも屈指の回転量となっています。 ラバーが中国系に近いため、ナックルなどの変化も比較的出しやすく、中国系の表ソフトを好んで使用している方には違和感なく使える感じでしたね。
全体的な感想としては「中国系の表ソフトに近い」というか「そのまま」でした。 ただその回転性能は他の中国製表ソフトと比較しても相当な回転量であることは間違いなかったですね。まさに「マジック」な感じでした。 スポンジが硬めで食い込ませるというよりは「擦る」感じで回転をかけるラバーです。 回転系の技術に関してはこの表ソフトは非常に優れていましたねー 常識外れというくらいの回転がかかります。 惜しむらくは「2.0mm」までしか厚さがないことですかね。 球離れはものすごく速い、というわけではなかったですね。 弾性自体はそれ程強い物ではないですが、抜群の回転量が弾性不足をカバーできていますね
使用前はかなり不安だったのですが、意外に「普通の表ソフト」でした。 テンション系ではないので、薄めのものだとカットも行けるのではないかな、という感じでしたね。 打球感が硬いのでこの辺は好みの問題ですかね。物珍しさが先行しましたが、使ってみて損はなかったです。