日本国内では「JUIC」が正規代理店となり展開している「GEWO」 一部のラバーとラケットのみ日本国内ではラインナップされていますが、ラバーやラケットが豊富なメーカーです そのGEWOからラインナップされている微粘着ラバー「THUNDER BALL2」は非常に軟らかいスポンジをもつラバーとなっています
日本語に直訳すると「雷球」ですが、パッケージのデザインは「炎」を連想させるようなデザインとなっています カラーリングは背景が全体的に暗めですが、炎が明るすぎない暖色系のカラーを配していますね
ロゴはヨーロッパ系のメーカーにしてはシンプルな方ですね ラバーの品質は非常に綺麗で、薄い粘着が均一です 質感的には「729」の微粘着ラバーに近い印象ですね スポンジが非常にソフトで食い込みが良いです 打球感は非常にソフトですが反発力が弱いため、飛ばしづらいラバーです ボールはしっかりと捉えてくれる分、コントロールはやりやすいんですけどねえ 球離れが非常に遅いので、ボールを持っている感覚は強いです
スピード性能に関しては非常に厳しいです 前述していますが食い込んだ後の反発力が非常に弱く、飛距離も出ないですね 近年の粘着テンションよりも弾性が低いです 打球した際にボールがかなり食い込むまでは良いのですが・・・・・ その後の飛び出し方や球威の面での印象は厳しいものが目立ちました また、微粘着とはいえ粘着をまとっている割には引っ掛かりがないので、打ち方としては完全に「食い込ませて回転をかけるタイプ」です
このソフトなスポンジが軽い打球でも食い込むので「かけやすさ」はありますが、あくまで「かけやすい」といった程度ですね 回転性能はそれ程高いものではないです この手のラバーでこの回転性能では、厳しい印象ですね 良い点としては台の中や非常に早い打点でもコントロール出来る事位 でしょうかね
回転・スピード共にスペック的には厳しいですね このラバーをあえて使用する理由が正直見当たらないです これで価格が安価ならまだ良いんですが、日本国内のコントロール系ラバーよりも若干高額(為替により変動あり)というのも・・・・・ 適度な弾み方を持った国内のコントロール系ラバーの方が、まだストレスなく打球できますね もう少し回転性能があれば軽い打球でも食い込み、回転のかけやすさはあるのでまだ良いんですけどねえ 似たようなラバーは中国ラバーで非常に多く存在している(特に729製)ので、価格的にもそちらの方が失敗は少ない(してもコスト的に妥協できる)です 使う理由を探す方が難しいラバーですね