高速変化と強いクセ 「GLOBE 888」 2.0

2000年代前半頃までは強粘着裏ソフト「999」を中国ナショナルチームの選手が多数使用していた事でも知られる「GLOBE」社からラインナップされている半粒ラバー「888」です ルール改正前の表ソフトに匹敵するクセの強さが特徴ですが、同時に極めて高い変化性能を誇るラバーとなっています

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パッケージは暖色系のカラーリングを中心としたデザインです 色がソフトなので、落ち着いた印象を受けますね パッケージ背面にはメーカーのラバー紹介がされています GLOBEは規制前の表ソフト「889」(現在の889は粒形状が縦目、旧タイプは横目)はオリンピックダブルス金メダリスト「陳龍燦」元中国代表が使用した事で知られています 当時の889は「JUIC」社から発売されていましたね

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粒の配列は縦目で形状は円柱 少し軟らかいです その為、打球時に表ソフト独特の球離れは弱く、反発力もそれ程強いものではないですね 粒が少し密集気味で打球した際にに粒高の様な感覚がありながら、倒れて打ちづらい ということは無いラバーです スポンジ自体も中国系の表ソフト中では適度な食い込みがあるので、飛ばす際にしっかりと弾く必要があります スピードはまずまず出る印象ですね

ラバーのクセが非常に強くすべりもある為、通常の表ソフトと比較して非常に「扱いづらい」ラバーとなっています 特に難しいのは角度調整で、低いボールを打球する際に角度が少しでもずれていると、即ミスにつながるようなシビアさがありますね ドライブを通常の様に擦るとほぼ落球するので、角度打ちの要領で面を出してから回転をかける という打ち方が必要です 自分から回転を作るというよりは回転を利用するタイプのラバーですが、回転性能は意外に良い印象でしたね また、弾みの不規則性が非常に強く、意図しない変化が出る為、時に凄まじくぶれるボールがでるラバーです

少しソフトで反発力も程々なので、相手のボールを利用する際には細かな調整が可能なのは大きいです 「が」 ラバーを使いこなすには相当な「クセ」に慣れる必要があるので、根気強く使う事が求められますね 表に慣れていないと扱いに苦労させられるラバーです  ボールのクセが強い事に加えて表ソフトの直線的弾道で鋭く飛んでくる為、非常にとりづらい球質がこのラバー最大の武器ですね 特に回転がかかったボールを揺れるナックルや滑空する様に飛んでいくクセ球はとにかく取りづらさが印象的でした

ラケットによって大きく印象が変わってしまうので、ラバーの特性を活かすにはそれ程弾まない方が変化ボールとブロック・カウンター等で特に威力を発揮します スピード性能は半粒系では出る方で先述のクセと相まって合わせてしまうと落球する事がかなり多くありましたね 硬質で弾きの良いラケットでは、細かな調整をする前にボールが飛んでいってしまうので、リスクの高い組み合わせとなります 角度の調整が非常にシビア+弾みが不規則 更に「滑りが強い」という事などもあり扱いが非常に難しいですが、余りある変化性能の高さが「頑張って使ってみよう」という気にさせるラバーです