初期のilluminaと現在のilluminaをつなぐ位置にある真空パッケージのilluminaです この頃のilluminaは高弾性のような硬めの打球感をしており、ホワイトスポンジは特に硬いスポンジに仕上がっています スペックは従来同様、スピードを重視したラバーとなっています
真空パッケージの物はジャケットではなく、シールが貼られているのみですね サンプル的な印象のあるパッケージですが、この状態でラインナップされていたようです 現在の「α・δ」と比べるとスポンジが硬く、打球感はかなりハードです
この時期のシートはまだ非粘着なので、サラッとしているタイプです 球持ちが良くないので、強打には強いラバーですがドライブ系に難がありましたね 球離れは良いので、スピードで押すタイプのラバーです
打球感がハードなので、素材系より木材の方が使い勝手の良い印象でしたね 素材系では硬くなりすぎる傾向が強かったです 食い込ませづらさとシートの影響で回転性能はかなり厳しいですねえ 弾道は非常に直線的でスピード性能は初期の物よりややアップしている印象でした(さすがに最初期のX25には及びませんが) イエロースポンジも結構硬めでしたが、こちらは更にハードな印象ですね その為、バックでの使用が難しくなってしまっていますねえ 食い込みがなく球離れの良いタイプのラバーなので、安定性に欠ける印象です もう少し食い込みがあるとボールの影響を受けづらいので、レシーブなどで活躍できそうな印象はあるんですけどねえ 食い込ませるにはかなり力のいるラバーとなってしまっています
スペックが明確なのでスピードを最優先に考えるとコストパフォーマンスの良いラバーですね ですが回転性能はかなり厳しいので、単体での使用は厳しいラバーです 進化したillumina α・δ はシートにうっすらと粘着があり、回転もかけやすくなったバランスが良いラバーに変貌しましたので、このラバー以降は大幅な改良が加わったようですね このラバーはどちらかというと最初期に登場したずば抜けた性能を持つ「X25 」をコストを落として再現しようとしている印象のラバーでした 結果としてはスピードは出るんですが、フィーリング面で大きく異なる性能となってしまっていますね 硬さがあり、使い方を選ぶラバーとなってしまっています 現在のラバーに続く過渡期のラバーなので、色々とテストしていた感じはうかがえますね