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直線的な弾道 弾きの強さが特徴「ヤサカ ラクザ9」

他社と比較すると独自性の強いラバーを展開するメーカー「ヤサカ」ですが、同社がシリーズ化しているハイブリッドエナジー裏ソフト「ラクザ」の系統としてはより直線的でスピードに特化した「ラクザ9」がラインナップされています 特徴がよりはっきりとしている事で万能タイプではなくなっていますが、個性の強いラバーへと仕上がっています

  

パッケージはラクザシリーズ共通のデザインですが、ラクザ9ではカラーリングが赤系を用いる等、見た目では目立つカラーリングとなっています スポンジ硬度はラクザ7・ラクザXが「45~50°」であるのに対し、ラクザ9では「40~45°」と若干ソフトなスポンジが採用されています スポンジ硬度こそソフトですが、打球感自体は弾きの良さと飛び出しの早さがあり、スピードタイプらしいラバーとなっています

    

スポンジはラクザシリーズ共通の気泡の粗いドイツスポンジですが、先に書いた通りこちらの方がソフトです とはいえ打球感は明らかに軟らかい というラバーは無いですね シートの引っ掛かりは良く、引っ掛かった後に勢いよく飛び出して行きます 弾道はラクザ7を更に直線的にしている印象ですね 弧線で安定性を高めるタイプのラバーとは大きく異なるタイプです 重量も比較的ある方ですね

スポンジ硬度がラクザ9の方が軟らかく設定されている割に打球感の硬さや飛び出し方の強さが目立つ印象ですね 数値では図れない部分が多いです シートやスポンジが硬いタイプのドイツラバーと比較すると硬さは抑えてありますが、球離れは早いです 打球感や性質は高弾性に近い印象を受けます 中でもグリップ力に優れたタイプではなく、ハードヒットがしやすいタイプのラバーですかね その為しっかりとボールを食い込ませてドライブを打つタイプではなく、シートの引っ掛かりと飛び出しの強さを活かし、スマッシュとスピードドライブに適したラバーとなっています ラクザ7やラクザXの様に回転性能を重視したタイプではないですが、回転性能はスピードタイプとしてはまずまず良好です 比較的回転に対する影響がシビアではないので、レシーブ時に神経質にならなくて良い印象 軽く振れるだけで飛び出してしまう様な敏感さは無いですね

ラクザ系としては更に弾道を直線的にし、スピードタイプに特化したラバーとなっています 引っ掛かりが良いので、打球感や弾きの良さがある割にはドライブが打ちやすい印象を受けます 食い込ませて回転をかけるタイプではないですね スピード性能は非常に良く弾道がかなり直線となっている為、個性的な弾道が作れるラバーです スピードドライブに関しては非常に取りづらい弾道ですね ループ系が打ちづらくなっていますが、ラバーの特徴を考慮するとこれは仕方が無い部分です 個性が強く、デメリットとなる部分も出てきていますが、引っ掛かり良さと直線的な弾道が取りづらいボールとなる為、球質に違いを求めるラバーとしては成功しています トップ仕様に位置するラバーとしてはコストパフォーマンスの良さはシリーズ共通ですね 万能なラバーでは無いですが、スピードや弾道を重視したラバーとしてはスペックの高いラバーです

 

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