日本製ラバーを数多くラインナップする「STIGA」から登場している「BOOST」シリーズから「TC」です 正式な名称は「TENSION CLIC」で、ソフトな打球感と軽量さが特徴となっています
BOOSTシリーズのラインナップは四種類で、このTCは「軟らかめのスポンジがすばらしいボールタッチを生み出す コントロールを求める選手向け」という事になってます 打球感はその通りですね ソフトで食い込みの良いラバーです パッケージはこのTCが「青」 硬めの「TP」が赤 中~上級者向けの「TX」が黄色 サウンド系の「TS」が紫となってます 日本製でかなり軽量な点も特徴ですね
ラバーの質感はかつて国内でも販売されていた「イノーバ」系を連想させるようなトップシートです ツルッとしていますね シートで引っ掛けて回転をかけるタイプではなく、スポンジに食い込ませてかけるタイプのラバーです シートで回転をかけようとすると、滑りますね TCは食い込ませることが容易なので、打ちやすいラバーではあります 球離れはかなり遅めでボールをよく持つラバーです
弾性はテンション系としてはおとなしいですね それほど弾むラバーではないです 弾道は弧線弾道で回転性能が高い様に見えましたが、回転性能はそれほど高いラバーではないですねえ それ以上に回転の「かけ方」がやはり影響してきますね しっかりと食い込ませて回転をかける必要があるので、早い打点で擦るような打ち方には不向きです 少し打点を落としてボールを持たせる事で本来の性能が出てくるラバーですね ドライブを打ち合う様な展開やブロック・カウンター等はスポンジの関係もあり安定性が高い印象です シートで擦ろうとすると滑るので、台上やツッツキ・サーブ系に難有です ラリー仕様ラバー といっても良い印象です かなり軽量なので重量の問題は解決できますが、回転を使う技術に難しさが出てしまいます
ボールを持たせて回転をかけるラバーの為、慣れが必要ですね 幸いなのは食い込ませる事が容易である という所でしょうか 球離れも早くなく、グイッとボールを掴むのでコントロール性は抜群です 食い込んだ後にもう少し飛んで欲しいですけどね 弾性は物足りない印象です ミドルクラスのラバーとしてはスペックはまずまずですね 日本製である事と軽量な事、打球感が良い事が特徴ですかねえ 軟らかめでそこそこ弾みが良いラバー といった印象でした 気になる点はやはりシートですね 後発のキャリブラ等と比較すると明らかに引っかからないので注意が必要です 擦るラバーではないので、プレースタイルによっては合う・合わないが確実に出るラバーですね