先に登場した粘着テンションである「翔龍」に続き、使い易さを向上させたタイプのラバーとしてラインナップされた粘着テンションラバー「輝龍」です 粘着系としては適度な軟らかさと滑りの少なさが特徴で、弾性と回転性能のバランスが取れたタイプとなっています
パッケージのデザインは基本的には同じですが、龍のカラーが青系から黄系に変更されています 翔龍と比較して僅かながらに硬度が調整されており、輝龍では「45~50°」という表記となっていますね 翔龍よりも更に食い込みが良くなっている為、粘着特有の硬さは軽減されています
ロゴ以外は質感等は翔龍と比較して大きな違いは見受けられません 粘着は均一で綺麗です やや輝龍の方が軽量かな という印象です 大きな特徴としては中国ラバーとしては注目度が高まる「ブルースポンジ」が採用されている事でしょうかね 食い込みの良さと弾性のバランスが良く「粘着=飛ばない」というのはないです 翔龍よりも更に回転がかけやすくなっているので、中国ラバーのクセが無いラバーですね
中国ラバーとしては軽めでグッと掴むラバーで、回転のかけやすさと回転量のバランスが良い印象を受けます これにより弧線が作りやすいラバーとなっています この軟らかさの影響で特殊素材系を含めたラケットの選択肢が大きく増えますね また滑りがかなり少ないラバーで、軽くつかませて回転をかける事が可能になっています 粘着系としては軽量で使いやすく、スピードも出せる点が魅力です メーカー表記の数字ではかなり回転性能寄りスペックとなっていますが、スピードに関してはそれ程出ない というラバーでは無いですね 粘着としては良く弾みます
紅双喜等のラバーと比較すると飛ばしやすさと回転のかけやすさ そして軽さがこのラバーの特徴です クセ球や回転量等の面では譲る面も少なくないですが、回転をかけるには大幅に打ち方を変える必要が無いのは輝龍の利点ですね スピード性能も良好ですから、粘着系でネックとなる「スピード性能」をカバーできるスペックを有しています スピード・回転プラスαの部分は中国メーカー系の粘着ラバーが勝っていますが、安定したスピード・回転性能や使い易さではこの輝龍や翔龍等の日本メーカーの方が強みがありますね
粘着系のラバーとしては独特のクセがあるタイプではないですが、スピードや回転性能に加えて、ソフトで使いやすい というのが輝龍の大きな特徴ですね 特殊素材系でも合わせる事が可能なラバーとなっています 中国メーカーのクセが強い粘着ラバーは扱いが難しいですが、輝龍は比較的使いやすい粘着系です 粘着ラバーの「らしさ」を求めるには中国系のメーカーを使う方が近道ですが、粘着ラバーにバランスを求める場合は輝龍の様なラバーがお勧めですね