硬さのあるシートが特徴 強烈な引っかかり
「cornilleau TARGET PRO  GT-H47」

オリンピックメダリストである「J・P・ガシアン」氏がメーカーに深く関わる事で存在感を大きくしている、フランスの卓球メーカー「cornilleau」ですが、近年はこの「TARGET」シリーズを使用したトップ選手が活躍する等、実績の面でも注目される様になってきています この「TARGET PRO  GT-H47」はトップ仕様ラバーとしてはハードヒッター仕様である「TARGET PRO GT-X51」に次ぐ硬度となっています シートのグリップ力はシリーズの特徴ですが、硬さのあるシートで高いグリップ力を最大限に発揮させるには強い打球が必要となってきます

  

パッケージデザインはシリーズ共通で、カラーリングで判別する様になっています GT-H47はピンク系のカラーリングとなってます スポンジ硬度はメーカー表記で「47°」「MH」となっています 打球感は硬めで、軽い打球でも飛んでいくタイプのスポンジではないですね 強く打球して食い込ませた時にボールが飛び出すスポンジです その為回転をかける際にはパワーの要るラバーとなっています

    

スポンジはオレンジ系の気泡の荒いタイプで、現行の主流スポンジから少し前に多く見られたタイプのスポンジです 先に書いていますが、テンションラバーとしては軽く当てるだけで飛び出すスポンジではないので、軽く打っただけではラバー本来のスピードや弾性は前面に出てこないラバーです 本来の威力を発揮させるには強い打球で振りぬく必要があります シートは硬いですが引っ掛かりが非常に強く、これが大きな回転性能を生む要因となっています シート・スポンジ共に硬さがある為、重量のあるラバーとなっていますが、トップ仕様らしいラバーといった印象ですね

ラバー本来のスペックを引き出すにはある程度パワーが要求されますが、硬いシートのグリップ力が抜群で、非常に高い回転性能を有しています スピード性能よりも回転性能を軸にしたラバーといった印象です 弧線弾道が特徴的で、回転のかかった遅いループドライブ等に威力を発揮します が、シートの硬さがあるので回転性能をフルに発揮させる場合にしっかりと振らないと弾いてしまい、本来の性能が活かせないですね かなり引っ掛かるので、少し遅れて出てくる様な飛び方は弾性に優れたラバーが多い中では個性的な飛び方です

際立った回転性能の影響でスピード性能は若干控えめに映りますが、この点に関しては良好で飛び過ぎる事が無く「コートに収める」という部分でのやりやすさのあるラバーです 台上での打球時に飛距離が出すぎる部分を多少抑える事が出来るので、台上から積極的に打っていく際に威力重視でコートに収める確実性を上げるには適したラバーとなってます 特徴的なシートの影響で下回転に対する持ち上がりが特に良いですね 回転に対しての影響はミディアムタイプの「GT-M43」と比較するとそこまで強くない印象 スポンジが弾きすぎないので、細かな部分でのコントロールは良くなっている印象でしたね

一般的なテンションラバーの様に弾性やスピードが軽い打球で体感できるラバーとは違うので、ラバー本来の威力を出すには難しさのあるラバーですが、グリップ力の高さから来る回転性能は際立っており、回転性能を最重視したスペックとなっています 弾性面も良好ではありますが、回転性能に寄ったスペックとなっている為、トップ仕様のスピード性能を求めるには組合せ等が重要になってきます  スペックとしては非常に優れたラバーですがコストパフォーマンスが最大のネックですね 高価格帯のラバーの中でも更に高めに位置している価格なので、手に取り辛いものとなってしまっています コストパフォーマンスが良く、弾性・回転・使いやすさ等の面でバランスが良いラバーは他社から登場している為、このラバーの持つ替えの利かない特性をどう取るか という事になってきます シートの引っ掛かりと際立った回転性能、そして弾みを確保しながらも飛び出しすぎない というのがこのラバーの特徴です 安価ではないですが、回転性能とこの引っ掛かりの強いシートは独特で魅力のあるものとなってますね