球質が更に鋭い「紅双喜 NEO省狂3ブルースポンジ」
41度2.1mm 22#スポンジ

特徴的な「青いスポンジ」が存在感を際立たせている「紅双喜」のラバー「NEO省狂3ブルースポンジ」です 説明不要のスペックですが「省用」グレードでありながら、国用を上回る「驚異的スピード性能」を誇るラバーとなっています

  

パッケージのデザインは基本的に通常の「NEO省狂3」と同じですが「藍海綿」シールや背面のシールに硬度や厚さと共に「藍」という文字が入っています これが新しくなったNEO省狂ブルースポンジパッケージの特徴です(旧タイプはNEO省狂とパッケージが同じ)旧タイプは別のラバーとしてご報告しますので、今回は比較を交えながら書いていきます

  

現在のブルースポンジは「22号スポンジ」に改良が進んでおり、NEO省狂3ブルースポンジも22号スポンジが採用されています NEO省狂の22号バージョンは「省狂3ブルースポンジ」よりやや遅れて登場してきましたね それまではスポンジナンバーの無い物が採用されていました おそらく「21号スポンジ」に属する物ですね 主な仕様の変更点は「ラバーが大きくなった事」や「シートにNEOの文字入り」等(変更はメーカーに確認済)です ラバーが大きくなったんですが、パッケージはそのままの為、ラバーが横からはみ出してパッケージングされている固体があります

また、最大の特徴としては「已打底」の接着剤が変更されている点ですね 旧タイプは薄く、白い膜のようなものでしたが、22号スポンジ版は透明で薄い膜になっています 貼付後の効果は早く、この点が大きく違いが出ていましたね 通常の已打底ラバーよりかなり早くスピード効果が出てきていた印象です 品質は非常に良く、粘着は薄めですが均一でムラが無いです スピード性能が非常に優れているので、粘着ラバーらしさはかなり薄くなっていますね

  

シートはNEO省狂と同様ですが、やはり粘着が薄く感じます 紅双喜の「41度」というと非常に硬く、使い手を選ぶ硬度ですが、今回のブルースポンジの「41度」はかなりソフトで驚きました(あくまで紅双喜のラバーとしてはですが)素材系ラケットにも何とか使用できる軟らかさですね 通常の物よりー1度位は少なくても硬度に差がある印象です 元々ブルースポンジは「補助剤塗布」が前提のスポンジです このラバーの場合は工場等での「前加工」の為予め塗布されていますが、効果は高く 已打底が馴染んでくると更にソフトで食い込ませやすくなるので、本来のスペックに回転のかけやすさがプラスされますが、NEO省狂ブルースポンジはボールの離れも早めな為、回転をかけるにはある程度スイングスピードが要求されるラバーになっています 硬めのラバーを使用する際には木材系でしなりの強いラケットの方がバランスはとりやすくなります

素材系ラケットで使用した場合(張継科)は非常に打球感が硬くなり回転をかける事が更に難しくなりますが、通常の中国ラバーには無いスピードとなる為、粘着ラバーの弱点である「スピード」の問題は完全に克服できます 弾道が直線的で鋭くなる為、「弧線」を重視する場合は前述の木材ラケットの方が弧線弾道になりますね 素材系の場合はキョウヒョウの弾道ではなくなるので、別のラバーのボールを受けているような印象でした バウンド後に伸びない場合もあるため、非常にとりづらいボールになる事もしばしばありますね 不規則性で言えば、NEOではない「省狂」や「国狂」の方がよくでますが、スピードで押し切る場合にはこの「NEO省狂ブルースポンジ」は粘着ラバーの中では屈指の性能ですね

粘着をギリギリまで薄くしてスピードを確保しつつ、回転性能も可能な限り性能を保っているラバーです 非常に鋭いボールで打ちぬけるだけのスピード性能を誇っています 既存の粘着ラバーとは明らかに球質とスピードが異なります 「粘着らしさ」という面では薄くなっていますが、スピードが大幅に向上した為、球質よりも威力重視になった印象がありますね 中国ラバー独特の変則的なボールも出づらくなっていますが、粘着ラバー中では驚異的ともいえるスピード性能が粘着ラバーの特徴をかき消すほどのインパクトでした

性能的には屈指のスピード性能を誇るハイスペックな粘着ラバーですが「ブルースポンジ」「省用」といった希少性がこのラバーの価値を高めてしまい、継続的な使用が難しい事が最大のネックです  通常の省狂ブルースポンジ共々入手が難しく、使うタイミングがかなり難しいですねえ 「省・国」のような環境であれば「練習用」等もあるのでしょうが・・・・・ 国・省用ラバーの中でもブルースポンジ系は特に入手が難しい為、継続使用を考えると貼替の際に毎回ラバーの事で悩む事になりますね 粘着ラバーの問題点を克服したばかりか最大の特徴に仕上げてしまった「紅双喜」の開発力には驚かされるばかりです うーんまさしく「戦慄の性能」です